【Gooute】アジアの低価格スマートフォンメーカーと連携し、個人や法人が持つ日本のコンテンツやエンタメ情報を海外へ配信するオープン型メディア・プラットフォーム「GOOUME JP（グーミィジェイピー）」の新規事業発表会を開催！（FinTech関連） - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2015/08/12	【Gooute】アジアの低価格スマートフォンメーカーと連携し、個人や法人が持つ日本のコンテンツやエンタメ情報を海外へ配信するオープン型メディア・プラットフォーム「GOOUME JP（グーミィジェイピー）」の新規事業発表会を開催！（FinTech関連）	\| by:サイト管理者

　2015年8月10日（月）、Gooute（グート）は、泉ガーデンタワーにあるバルコニーレストラン＆バー「balcony（バルコニー）」において、アジアの低価格スマートフォンメーカーと連携し、壁紙・アイコン・動画・音楽・マンガ・ゲームなど個人や法人が持つクールジャパンコンテンツや商品等をインターネットを通じて手軽に海外に配信することが可能なオープン型メディア・プラットフォーム「GOOUME JP（グーミィジェイピー）」のメディア向け新規事業発表会および関係者へのお披露目パーティを開催した。

　冒頭に、Gooute Pte. Ltd. CEO 横地俊哉氏より、来場者へのお礼の言葉と共に事業発表会が始まる。Goouteが展開する「GOOUME JP」のアプリケーションやクラウドシステムの開発は見果てぬ夢が担い、見果てぬ夢の戦略的提携先であるFoxconnグループの Power-All Networks Limited が持つクラウドシステムを活用してサービスを構築。2015年8月31日にサービスのオープンを予定（動画:GOOUME service introduction）しており、当初はAndroid向けアプリとWEBブラウザに対応し、デジタルハリウッドやフジスマートワーク等に所属する複数のクリエイターやライターがクールジャパンの情報・コンテンツを提供するという。

　発表会では、コンテンツを配信する第一弾の事業パートナーのほか、グートと共同で事業を推進するアジアの格安スマホの企画・製造する中国や台湾のデバイスメーカー企業5社（ASUS Cloud Corporation、Prifox Innovation Technology Co., Ltd、Kingtech Mobile LTD.、Benywave Wireless Communication Co., Ltd.、Ragentek Tecnology）が紹介された。

　横地氏は、今回の連携の背景として、現在の薄利多売の低価格スマホにはプラスアルファの何かが必要だとし、クールジャパンコンテンツを世界に流通させるハードとサービスが一体化した収益モデルの構築を目指すという。2015年秋以降、アジアを中心とするグローバル市場で当初（2016年8月）は1,000～2,000万台規模、その後（2017年8月）には4,000～6,000万台規模の低価格スマートフォンユーザーにプリインストールもしくは各社の公式サイトを通じて「GOOUME JP」のグローバル展開を進めていく。

　なお、年内には、複数のOSやWEBブラウザ、複数のデバイス（スマートフォン・タブレット・PC）に対応し、日本語、英語、中国語（簡体字、繁体字）、スペイン語等の複数の言語での提供を予定。サービスの世界展開として、先ずは台湾や香港、シンガポールをターゲットとし、その後、東南アジア、南米、南西アジア、北米等への展開を予定しているという。

　続いて、見果てぬ夢代表取締役社長下山二郎氏が登壇、これからはスマートフォン専用のネットワーク、プラットフォームへとネットワーク機器からソフトウェアへの画期的な変化が訪れるとし、”クールなPCに対して情熱的なスマートフォン”に合致「GOOUME JP」への取組みにとても興奮していると語った。また、Gooute Pte. Ltd. プロダクト事業本部グーミィ事業部マネージャー Aki Tsai氏より、GOOUMEの動画紹介、そしてサービスの仕組みや利用方法など詳しい説明が行われた。

　その後、パートナーとして、モデル・女優高橋マリ子さんが登壇、連動企画のラジオ番組と「GOOUME JP」を通じて日本のファッションやトラベル、グルメなどの情報を海外に発信していきたいとした。また、デジタルハリウッド大学学長杉山知之氏は、日本のコンテンツが好きで国内外から大勢集まったスマホコミュニケーション世代の生徒達が、自分たちで作ったものを世界に出していけるチャンスを与えてくれる場として期待しているとした。

　続いて、フジスマートワーク取締役齊藤知也氏は、マスメディアの人材やコンテンツを有機的に結び付け、デジタルコミュニケーションを前提とした新しいサービスやビジネスを共につくっていきたいとした。また、ラナデザインアソシエイツ代表取締役CEO 木下謙一氏は、PCからスマートフォンへとデザイン案件が変化する中、狭い領域でデザイナーとして差別化しづらくなった一方、今回手掛けた「GOOUME JP」アプリのデザインでは、テーマや特徴がはっきりとしていたので楽しんで取り組むことが出来たと語った。

　そして、最後に、Gooute Pte. Ltd. Director 齋藤茂樹氏（エスアイピー・フィナンシャル・グループ代表取締役社長）より閉幕の挨拶、自身の軌跡を振り返りつつ「GOOUME JP」で挑戦するこの分野は自分にとっての聖戦であり、人生の中で一番のタックルする分野だとし、通信インフラ・ハードディバイス・メディア・広告・コンテンツと多岐に渡りるビジネスは簡単ではないが、クールジャパンコンテンツを各国のローカルからどこに面白さの要素があるかを探し出し、引っ張ってくる”プルバウンド”のアプローチによって世界を盛り上げていきたいと締め括った。

　発表会後は、料理や飲み物が用意され、会場に訪れた関係者やメディアとの歓談・個別取材のほかネットワーキングが行われた。

　既に飽和状態に近づきつつある低価格スマートフォンに「プラスα」となる「サービス」や「デザイン」を加え、メーカー、通信事業者、ユーザーに新しいビジネス価値の創造を目指すというエコシステムにより、OSやデバイスの違いに関係なく、コンテンツや情報を配信したい個人や企業が柔軟的かつ簡易的にグローバル市場でコンテンツ配信を可能にするメディア・プラットフォーム「GOOUME JP」。

　各分野のCREW（クルー）が作成するエンターテインメント、アニメ＆マンガ、ファッション、グルメ、トラベルなどに関するキュレーション記事やオリジナルコンテンツのほか、マンガ、ミュージック、ビデオなどをいつでも世界のどこからでも楽しめるようになることにより、日本の文化やコンテンツの楽しみ方が世界中の多様な国民性、個々の感性や感覚とハーモナイズされ、新たなコンテンツカルチャーの生態系が生まれることに期待したい。

（取材、撮影、記事、編集・制作：藤野　宙志　＠株式会社グッドウェイ）

22:27 | 写真：金融・IT業界向け

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