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2019/09/26

【駐日英国大使館】進化し続ける英国フィンテックの最前線とは!?英国ビジネスにもつながるネットワーキング「UK Fintech Night in Tokyo」を開催!

| by:ウェブ管理者

 2019年09月05日(木)、駐日英国大使館は千代田区にある駐日英国大使館 大使公邸において、スコットランド国際開発庁と共催でUK Fintech Night in Tokyo」を開催した。

 駐日英国大使館がブリティッシュ・カウンシルと共同で展開する、日本と英国の固い絆を深めていく日英交流年「UK in JAPAN 2019-20(1年間)」を記念し、その基幹プログラムとして開催された本イベントには多数の関係者が参加して盛況となった。



 同時期に開催されている日本経済新聞社金融庁共催のFIN/SUM 2019に合わせ、駐日英国大使館は英国からフィンテック/サイバーセキュリティ企業および専門家を招聘。当日はピッチ・セッションやパネルディスカッション、およびグローバルなサービスを提供する日本のフィンテック企業を対象に「Future of Financial Service Award」の授与式も行なわれた。


【パネルディスカッション】「日英フィンテックを取り巻く現状と今後の展望―更なるコラボレーションの可能性―」

<パネル>
 Nick Cook氏( Financial Conduct AuthorityDirector of Innovation Strategy and Competition Division)
 Ryan Hayward氏( Barclays, Europe and Asia, Head of Strategic Investment)
 鬼頭 武嗣氏( クラウドリアルティ 代表取締役、Fintech協会 理事)

<モデレーター>
 Darren Goff氏( British Embassy, Department for International Trade, Counsellor for Investment)




【英国企業によるピッチ・セッション】

<参加企業>
 Phil Gillespie氏(B2C2 Japan CEO)
 Philip Ridley氏(CCL Group Chief Technical Officer)
 David Stewart氏CriticalBlue CEO)
 Steve Berry氏CyNation Executive Chairman)
 James Smith氏ELLIPTIC CEO)
 Martin Goodson氏Evolution AI CEO)
 Roderick CameronHelicor Chief Strategy Officer)
 Gabriel Turner氏iProov Product Manager
 Vince WarringtonProtective Intelligence Director)
 Stephen Mackintosh氏re:infer Chief Commercial Officer)
 Nick Wilde氏Thoght Machine Asia Pacific Head


【Future of Financial Service Award授賞式】

 授賞式の司会は、Masae Mulheirn氏( Scottish Development International, Senior Investment Executive)が務めた。グローバルなサービスを提供する日本のフィンテック企業を対象にした本コンテストの選出企業には、英国現地企業、投資家、業界団体のネットワークに触れ合うことができる英国フィンテック視察旅行が授与される。

<受賞企業>

◎Keychain(Jonathan Hope氏 / Keychain CEO)

 Keychainはブロックチェーン技術によるデータセキュリティソリューションの開発プラットフォームを提供している。次世代インフラに必要不可欠なデータセキュリティソリューションという点と、明確な海外展開および英国でのビジネスプランを評価し受賞された。

◎マネーツリー (Paul Chapman氏 / マネーツリー CEO)

 マネーツリーは、最新のクラウド技術を使って、複数の銀行口座やクレジットカード、ポイントサービスの明細をまとめて表示する個人資産管理サービスを提供している。オープンデータ先進国、英国での、さらなるビジネスの発展を期待される点で受賞された。

◎Credify
 (富永 誠氏 / Credify CEO)

 Credifyはブロックチェーン技術を使い、ユニバーサルな"proof-of-trust" を匿名かつ高い認証精度で提供するソフトウェアを開発している。次世代デジタルKYCの需要にマッチするイノベーティブ なサービスと、英国での研究開発に意欲的という点で、受賞された。

◎ソラミツ (守山 侑李氏 / ソラミツ 経営管理部)

 ソラミツは、ユーザー向けデジタルアセット・アイデンティティ管理ツールとして、次世代のパーミッション型ブロックチェーンプラットフォームの"Hyplerledger Iroha"を提供している。すでに海外の国立銀行と "Hyperledger Iroha" を活用した新しい決済インフラの開発に着手されている実績を踏まえ、今後の英国との連携にも期待を込められ受賞された。

 
 Crowd Realtyは不動産に特化したクラウドファンディングのマーケットプレイスを提供している。グローバル・クロスボーダーで不動産を証券化し、世界中で自由に流通できるサービスが評価され受賞された。また、鬼頭氏は一般社団法人Fintech協会 理事として、日英政府間でのGovernance Innovationに関する枠組みの制定や、Regulatory Sandboxなどの具体的な仕組みの国際連携にも取り組んでいる。


 全てのプログラムが終了後はネットワーキング(懇親会)も行われ、閉会まで歓談の時間が続いた。

 UK Fintech Night in Tokyoを開催した駐日英国大使館では、進化し続ける英国フィンテック最前線に関するニュースや、国内外イベント情報を不定期で配信しているので、ご関心のある方は、配信登録フォームからご登録いただきたい。

 日英交流年を記念した英国大使館の「テックロケットシップアワード」は、今注目の5つのビジネス分野において、日本の革新的なテック企業を英国へ招待し、世界随一の英国テックエコシステムにて成長の機会をサポートするキャンペーンとなっている。その第一回目として「金融サービスの未来」分野の表彰式が開催され、英国大使館国際通商部とスコットランド国際開発庁から、グローバルな日本のフィンテック企業5社が「金融サービスの未来アワード」を授賞した。秋には他の4分野のアワード応募申込みを開始する予定だといい、引き続き注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




14:18 | 取材:金融・IT業界向け

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