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2021/06/01

【損害保険ジャパン】基幹システムの刷新(第1期)完了 ~オープン系技術を採用し、デジタル化対応への機動性を実現~ ~商品・サービスの品質向上やスピーディーな提供を実現~

| by:ウェブ管理者
損害保険ジャパン株式会社(取締役社長 西澤 敬二、以下「損保ジャパン」)、SOMPOシステムイノベーションズ株式会社(取締役社長 内山 修一、以下「SSI」)、SOMPOシステムズ株式会社(取締役社長 宮嵜 義久、以下「システムズ」)は、損保ジャパンの基幹システムを約30年ぶりに刷新し、2021年3月に稼働を開始しました。
「SOMPO-MIRAI」と名付けたこの新システムは、オープン系技術※を採用して一から構築し、商品の構造から保険販売・引受、保険料の収納・精算等に至る仕組みを、シンプルなシステムに作り替え、「機動性・柔軟性・接続性」に優れた仕様にしました。環境変化や技術進化にいち早く対応し、DXを加速させるために、「SOMPO-MIRAI」の基盤を活用し、第1期開始を皮切りにお客さまサービスの品質向上を図ります。
※オープン系技術とは、技術的な仕様やプログラムが公開されており、特定の製品ベンダーに依存せずに市場に広く普及している技術です。この技術を採用することで、開発に用いる製品の選択肢が広がります。

1.目的・背景
従来の基幹システムは、利用年数の経過とともに複雑化が進み、お客さまや代理店、社員から寄せられた声を反映した新商品・サービスの開発に時間を要するなどの問題がありました。
お客さまサービスの品質向上のために基幹システムの刷新は喫緊の課題であり、損保ジャパン、SSI、システムズ各社のシステム部門に、損保ジャパンの商品開発部門も加えた「未来革新プロジェクト」を2015年4月に組成し、保険会社では世界初の試みとなるオープン系技術を用いて一から作り直す形で、保守性に優れたコンパクトなシステムを構築しました。

2.新システム「SOMPO-MIRAI」の概要と効果
新システム「SOMPO-MIRAI」は、オープン系技術を採用するとともに疎結合の設計思想※を中核に置き、「機動性・柔軟性・接続性」を重視した設計技術を取り込んで構築しています。これにより、ブロックチェーンを始めとする他のデジタル技術との連携なども迅速に行えるようになり、ビジネスモデルの急激な変化にも対応した、新しい保険商品やサービスなどの開発も検討できるようになりました。また、新たに導入した「商品管理システム」により、商品改定時のプログラム開発負荷を大幅に軽減できるため、商品の開発スピードが飛躍的に向上します。
また、With コロナや After コロナの新たな社会環境をふまえ、非対面募集などのお客さまの新たなニーズにも、いち早く対応できるようになりました。

※疎結合の設計思想とは、プログラム間やシステム間の依存関係を薄くすることで、プログラムやシステムの改定による影響範囲を限定的にする思想です。これにより、改定を短期間かつ安価に行うことが可能となります。


原文はこちら
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20210601_2.pdf?la=ja-JP

15:00 | 金融:保険
 

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