NTTデータ 野村総合研究所 主催 「ITと新社会デザインフォーラム2012 日本が変わる。ITが創る。」 取材レポート!2012年5月21日(月)13:30-17:00、NTTデータ と 野村総合研究所(NRI)は、東京国際フォーラム ホールB7において定員1,000人規模の共催イベント「ITと新社会デザインフォーラム2012 日本が変わる。ITが創る。」を開催。IT企業をはじめ、テーマに関心のある人なら先着順で誰でもオープンに応募ができたこともあり、会場には多くの来場者が訪れた。
フォーラムの内容は、当日会場に足を運ぶことの出来なかった層にも広く届け伝えられるよう、USTREAM、Twitter上でも発信された。
【開会の挨拶】主催を代表して野村総合研究所取締役会長 藤沼氏より来場者へ開会の挨拶。社会と未来に貢献するITサービス産業を目指し、社会レベル(新しい社会システムの提案)、業界レベル(知的集約型への改革)、職業レベル(いきいきと働く場へ)という課題に如何に取組み変わっていくべきか、全三回にわたるフォーラムの狙いについて紹介した。【講演】「もしもSEが『デザイン』に出会ったら~ITサービス産業における社会価値イノベーションの在り方~」最初の講演は、野村総合研究所 村田氏が登壇。イノベーション創造の中心に立ち戻るため、デザイン型人材の育成に舵を切り、既成概念を取り払い、”あるべき姿”を描くことの重要性と、社会価値イノベーションを実現するための「デザインシンキング」について事例を交え紹介した。【映像セッション】「イノベーション創造の『場』を見て、聞いて、創って」続いての映像セッションは、京都大学経営管理大学院 山内氏、NTTデータ経営研究所 桜井氏、野村総合研究所 寺田氏が登壇。実践の場として、震災復興を若者と考える「日本を創り継ぐプロジェクト」や、多彩な社会人や有識者とともにデザイン型人材を考える「デザイン型人材10倍増プロジェクト」など、「エスノグラフィー」に習い取り組んだ体験を映像と共に紹介した。【講演】「イノベーションのつくりかた~ITサービス産業の新たな貢献~」最後の講演は、NTTデータ経営研究所 三谷氏が登壇。ITサービス産業が新しい価値を提供していくため、個人個人が現場の事実を五感で掴み、考え方と行動を変えていくことで、自らの「想い」を起点としたデザインを定義すること、多様な視点を持つことの重要性、対話を活性化させる事例を紹介した。【閉会の挨拶】主催を代表してNTTデータ代表取締役社長 山下氏より来場者へ閉会の挨拶。最後に野村総合研究所取締役会長 藤沼氏も再びステージ上に。フォーラムを通じて提言した両氏の共有する想いと産官学を交えたITサービス産業の育成と活躍の場を創出していくために取り組んでいく姿勢を示した。【メディアセッション】フォーラム終了後、別会場のガラス棟5階においてメディアセッションを開催。NTTデータ代表取締役社長 山下氏、野村総合研究所取締役会長 藤沼氏をはじめとした登壇者が出席。フォーラムを通じた提言や両社の取組みについてメディアとの議論を深めることを目的に、約20名ほどのメディア関係者を前に質疑応答を行った。当たり前と思われている仕組みやサービスの傍に、視点を変えれば、素朴で身近な現場のニーズや課題は数多く残っている。自らが求め、実現したい「想い」をイノベーションの種とし、夢とプライドを持ってチャレンジができるITサービス産業の環境構造改革に向けた取り組みに注目していきたい。(取材、撮影:藤野 宙志 編集制作:柴田 潔)
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