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2021/10/07

【Splunk】Splunk調査レポート~データ活用の成熟した組織はイノベーションの速度が2倍

| by:ウェブ管理者
世界的な調査の結果、データ活用の成熟がイノベーション、生産性向上、 顧客内シェア拡大を加速させることが明らかに

サンフランシスコ-2021年10月7日-Data-to-EverythingプラットフォームのプロバイダーであるSplunk Inc. (NASDAQ:SPLK)は本日、レポート『State of Data Innovation (データイノベーションの現状)』を発表しました。
https://www.splunk.com/ja_jp

本レポートでは、データ活用の成熟度が高いリーダー組織と、データイノベーションを始めたばかりのビギナー組織では、達成した成果に大きな差があったことが明らかになりました。データイノベーションが進んだ組織では、製品のリリース数と従業員の生産性はいずれも、データ戦略が成熟していない組織の平均2倍となりました。

このレポートは、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、日本、ニュージーランド、オランダ、英国、米国の1,250人のビジネスマネージャーとITマネージャーを対象に、Enterprise Strategy GroupとSplunkが共同で実施した調査に基づきます。

Splunkの社長兼CEOであるDoug Merrittは、次のように述べています。「今やデータは戦略的資産であり、単に生き残るだけでなく勝ち抜こうとする組織を支えています。このイノベーション時代を推進しているのは、データの保存と管理に留まらず、データを活用している組織です。データを事業の中核とするために投資してきた組織は、そうでない組織の2倍に及ぶイノベーションと生産性を獲得しています」

ビジネスにおいて実質的な成果をあげているデータイノベーター組織

成熟したデータ活用は、ビジネスを加速させます。現代のデジタル環境でビジネスを行うには、データを完全に可視化するだけでなく、そのデータに基づいて早急に行動できることも必要です。データに重点的な投資を行い、データアプローチが一定の成熟度に達しているリーダー組織は、以下のように大きな成果を実現しています。

ビギナー組織と比較するとイノベーションの速度は2倍です。
新規市場に参入し、ビギナー組織の約2倍に及ぶ顧客内シェアを獲得しています。
過去1年間に従業員の生産性が16%向上しています(ビギナー組織の9%の約2倍)。
データを直接的に収益化している割合が66%に上ります(ビギナー組織の36%の約2倍)。
業界により異なるデータ主導の度合い

本調査では、さまざまな業界におけるデータイノベーションの状況を数値化しています。

製造業界では、データイノベーションを活用している企業の50%が、歩留まり向上で顕著な成果が得られたと回答しています。
小売業界では、在庫の最適化や、オファー、おすすめ、カスタマーサービスのパーソナライズにデータイノベーションを活用している企業の50%が、顕著な成果が得られたと回答しています。
ヘルスケア業界では75%が、ポイントツールよりもデータイノベーションプラットフォームへの投資を優先しています。
金融サービス業界の61%が、製品やサービスの開発においてデータイノベーションの成果を得ています。これは、全業界の中で最も高い割合です。
政府機関の67%がデータイノベーションのビギナー組織です。
地域により異なるデータ主導の度合い

データイノベーションのアプローチは、地域間でも差があります。各地域について、以下のことがわかりました。

北米では69%の組織に、ポイントツールよりもデータイノベーションプラットフォームへの投資を優先する傾向が見られました。これは欧州(67%)よりもわずかに高く、アジア太平洋地域(58%)を大幅に上回っています。
アジア太平洋地域では33%の組織が、今後24カ月におけるビジネスおよびITの重要課題としてデータ活用の向上を選びました。これは北米(21%)や欧州(17%)をわずかに上回っています。
アジア太平洋地域では54%の組織が、オブザーバビリティを活用してデータイノベーションを推進しています。これは北米および欧州(どちらも42%)を上回るペースです。
欧州企業のIT予算のうち平均12%が、データを調査、監視、分析、活用するためのソリューションや人員に割り当てられています。これは北米およびアジア太平洋地域(どちらも14%)を下回っています。
欧州の組織では、イノベーション担当の責任者を設けている割合は64%であり、北米(72%)およびアジア太平洋地域(75%)を下回っています。
ESG社のカスタマーリサーチ担当ディレクターAdam Demattia氏は、次のように述べています。「世界的パンデミックの渦中にあった過去1年半の間に、データ主導のイノベーションとデジタルトランスフォーメーションの機運はさらに高まりました。このように不確実な状況下でもビジネスを適応させ、加速させることができたのは、パフォーマンス管理、オブザーバビリティ、データファーストのテクノロジーに迷いなく投資をしてきた組織です」

日本に関する主な結果

今後24カ月におけるダークデータ活用の重要性について、「最も重要」を選んだ回答者は日本ではわずか6%でした(世界全体では23%)。
今後24か月におけるビジネスおよびIT戦略について、上位5つの優先事項の1つとしてダークデータ活用を選んだ回答者は、日本では49%でした(世界全体では58%)。
新型コロナウイルスの感染拡大によるデータイノベーションの加速について、日本では16%が大幅に加速したと回答し(世界全体では28%)、55%が多少は加速したと回答しました(世界全体では45%)。
日本の回答者にとって、データイノベーションにおける上位3つの課題は、「イノベーションに時間がかかりすぎる」(40%)、「データイノベーションに必要なスキルがない」(39%)、「構想を推進するために各チームを調整してまとめるのが困難」(32%)です。
データイノベーションがもたらす成果は世界共通のようです。日本の組織においては、「従業員の効率性や生産性」については60%、「直接的なデータ収益化」については48%、「新しい職務の必要性や人材配置の優先順位の確認」については45%が成長や改善を実感しています。
データ活用のためにニーズが増しているスキルは、日本では「データベース管理」が71%で最上位だったのに対し、世界全体では「データの可視化および表示」が60%で最上位となっています。
詳細は、「State of Data Innovation (データイノベーションの現状)」の全文をダウンロードしてご覧いただけます。
https://www.splunk.com/ja_jp/form/state-of-data-innovation.html


原文はこちら
https://www.splunk.com/ja_jp/newsroom/press-releases/2021/new-research-organizations-with-mature-data-practices-innovate-twice-as-fast.html

15:05 | IT:一般
 

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