2018年5月16日(水)、クレジットカード会社ジェーシービーとグローバルな提携に向けた覚書を締結したStripeは、国内の報道陣向けの記者発表会をストライプジャパンオフィスで開催した。
オンライン決済とモバイルアプリ決済システムを提供するStripeは、世界中の先進的な企業のために毎年数十兆円にのぼる決済処理を取り扱っており、130以上の通貨に対応。今回の提携により、Stripe導入企業でJCBカードを使っての決済が可能になる。
会場となったストライプジャパンのオフィスは原宿駅から徒歩5分の神宮前タワービル22階にあり、発表会には多くの報道陣が訪れた。
冒頭、挨拶に立ったストライプジャパン 代表取締役 ダニエル・ヘフェルナン氏は、市場の拡大ぶりや同社の概要について紹介した後、Stripeは決済に係わる様々な課題をオール・イン・ワンで解決可能なサービスだと語った。
また、発表会の開催に合わせて来日した米Stripe COOのクレア・ジョンソン氏は、Stripe のこれまでの取り組みおよび日本市場へのコミットメントについて語り、日本の事業者が海外市場を取り込めるよう、多通貨決済に対応した決済基盤の提供に力を入れてきたとし、JCBとの提携も日本国内でビジネスを推進する上で欠かせないものだとした。
ジェーシービー・インターナショナル 代表取締役社長(ジェーシービー 常務執行役員)今田 公久氏は、「日本のキャッシュレス決済比率はまだ18.4%で、同じアジアでトップの韓国89.1%、2位の中国60%と比べ大きく遅れており、日本政府もこれを早期に40%にまで高めたい意向を示している」とし、キャッシュレス化推進のための自社のサービスを紹介。また、世界のEC市場はさらなる成長が見込まれているとして、Stripeとの提携による利用機会の拡大に期待を寄せた。
発表会当日より、日本国内の全てのStripe加盟店でJCBの利用が可能に!今後、世界のすべてのStripe加盟店でJCBの利用が可能に!
Stripeは世界数十万の様々な企業に多通貨決済サービスを提供。日本では2016年秋に正式にサービスが開始され、これまで全日空、Sansan、Wantedlyなど大企業からスタートアップまで様々な企業のオンラインビジネスを支援してきた実績があるという。今回の提携により、幅広い事業者と消費者の利便性の向上が見込まれるとともに、両社のさらなるサービス拡大が期待される。(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )