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2018/05/17

【金融関連分野におけるブロックチェーン技術実務適応研究会】金融関連5社および金融関連分野に携わる大学有識者・法律家によるブロックチェーンの研究会を発足!金融の街、茅場町の東京証券会館で記者発表会を開催!

| by:ウェブ管理者


 2018年5月14日(月)、金融関連5社と金融関連分野に携わる大学有識者と法律家で構成される「金融関連分野におけるブロックチェーン技術実務適応研究会(Blockchain Business Association in the Financial Field 略称:BBA)」は、茅場町の東京証券会館において、発足を発表する記者発表会を開催した。




 研究会は、それぞれの視点からユースケース、言い換えれば活用事例をイメージして活発に議論することを主な目的として発足され、メンバーは事務局を務める日本クラウドキャピタルのほか、アイ・アールジャパンKPMG ジャパン西武信用金庫みらい證券の5社に加え、東京工業大学情報理工学院の田中教授と西村あさひ法律事務所の本柳弁護士がメンバーとして名を連ねた。



 記者発表会ではまず研究会発足の背景が紹介され、ブロックチェーンが高い透明性や信頼性をインターネット上で確保できると期待される中で、実際に金融関連にブロックチェーン技術をどのように適応させるか「ユースケースを中心に議論」し、「応用範囲を研究」することが求められていることに応えたからだと説明。

 次に、研究会の目的として、中長期目標をビジネス実務へのブロックチェーン技術の導入、社会全体における様々な非効率を解消していくこと、金融関連分野のビジネス実務と日本全体の発展、国際社会における地位向上に寄与することだとした。また、短期目標については参加企業のユースケースについてブロックチェーン技術の活用による課題の解消と業務効率化の方法を研究し実務分野への適用可能性を検証、参加企業の属する業界やステークホルダーが抱える共通業務のアクティビティ課題について研究成果を啓蒙していくこと、業界全体のビジネス発展と地位向上に寄与することだと語った。 



 続いて、発足メンバーが順に挨拶。研究会の中における各々の研究テーマを紹介した。

アイ・アールジャパン:ブロックチェーンを利用したM&Aプラットフォームの構築
M&A の取引をブロックチェーン上で管理し、企業間の契約書締結時におけるファイルの閲覧・編集といった作業履歴や、合意締結に至る承認プロセスの自動化できると考えるため。【企業買収に特化した仮想通貨の海外事例(LEXIT(米)2018~スタートアップ向けのM&A プラットフォームにブロックチェーンを利用)】

KPMG ジャパン
①ブロックチェーンや仮想通貨に対する監査技術
②スマートコントラクトを使った CDS などの金融取引の自動実行


西武信用金庫:貿易融資への適用
輸出入に際しては、輸出業者、輸入業者、保険会社、通関や金融機関は信用状の発行など様々な企業・機関が絡んで取引が成立している。ここに分散型台帳技術を利用することで簡素化できると考えるため。

みらい證券
①株主コミュニティにおける株式売買の軌跡の保存
株券不発行のなか、株数、株価、売主、買主の記録が保存されることで上場審査の際も主幹事証券への異動記録を明確に提出できるようにするため。
②KYC情報管理

ブロックチェーンによる非上場株や仮想通貨などの口座開設に伴う、KYC 記録の共有により、顧客の利便性を高めるとともに業者間の共有性をも高め、反社会・反市場的勢力の排除に資するほか、非居住者情報も加味することでグローバル市場にも対応させるため。

日本クラウドキャピタル
①株主管理業務への適用
選定理由等:株主管理にブロックチェーンを活用することで、異動履歴の把握が容易に、異動履歴の改ざんが困難となるため、株主名簿情報の信頼性担保につなげるため。
②ブロックチェーンを活用した株主管理
投資家の発行体主催イベントへの参加率に応じたトークン付与など、インセンティブ設計の検討等。
③ブロックチェーンを活用した未上場株の設計

最後に東京工業大学報理工学院 田中教授、西村あさひ法律事務所 本柳弁護士も挨拶



 終了後、質疑応答も行われ、記者からの質問にメンバーが丁重に回答した。今後、研究会の趣旨に賛同してくれる新規会員企業の参加も歓迎したい意向だ。



 研究会は今後、定例会を毎月1回開催予定で、次回は6月20日(水)10時~12時 研究テーマ「株主管理への適用」議長役 日本クラウドキャピタル、第3回定例会は7月18日(水)10時~12時 研究テーマ「ブロックチェーンや仮想通貨に対する監査技術」議長役 KPMGジャパン  といった内容で開催される。 

 
ユースケースを通じてブロックチェーン技術の実務分野への適用可能性を検証しようとする研究会の今後の精力的な活動が、新ビジネス創造に繋がっていくことを期待したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




11:02 | 写真:金融・IT業界向け




 

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