2023年11月28日(火)、インパクトコンソーシアム(事務局:金融庁 総合政策局総合政策課、(共同事務局:経済産業省 経済産業政策局新規事業創造推進室))は、大手町フィナンシャルシティ サウスタワー3階 カンファレンスセンターにおいて「インパクトコンソーシアム設立発起会合」を開催した。
「インパクトコンソーシアム」は、インパクト実現を図る経済・金融の多様な取組みを支援し、また、インパクトの創出を図る投融資を有力な手法・市場として確立して事業を推進していく観点から、投資家・金融機関、企業、自治体等の幅広い関係者がフラットに議論し、国内外のネットワークとの対話・発信を図る場として設置された。
開会挨拶では、神田 潤一氏(内閣府大臣政務官)より、コンソーシアムでの議論を通じて、課題解決のインパクトの実現を図る投資金融活動が有力な投資手法や市場として発展し、持続可能な社会の実現へとつながっていくことを期待したいと語った。
続いて、設立発起表明は、発起人代表として水口 剛氏(高崎経済大学 学長)より多くの組織とインパクトコンソーシアムが補完的な関係となり、相互に連携をすることでインパクトという考え方を社会に根付かせていくことが必要で、インパクトを考える経済社会というものを定着させていきたいと述べた。
概要説明では、高田 英樹氏(金融庁 総合政策局 総合政策課長)より、産官学金による幅広い連携を図るためのプラットフォームとして、金融庁など政府からも支援を行いながら、関係者間でのフラットな議論を進め、インパクトを創出する金融投資活動へのモメンタムを高めていけたらと語った。
Closing Remarksでは、渋澤 健氏(GSG国内諮問委員会 委員長)より、これからの新しい時代に求めるものは、価値の最大化ではないかとした。価値には財務的の価値、環境的社会的課題の解決の価値もあり、どちらも重要であると語った。
閉会挨拶は、石井 拓氏(経済産業大臣政務官)より、インパクトコンソーシアムにおいては、インパクト投資がこうした官民連携を促進して新たな事例がさらにインパクト投資を活性化し、好循環が生まれるよう、積極的に後押ししたいとして閉会の言葉とした。
オンライン終了後には、記念撮影が行われネットワーキングが行われた。
海外のインパクト投資に関する団体からも非常に高い関心を持たれており、その他、産官学金等による幅広い連携も期待される。今後の展開に注目したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )