2016年5月19日（木）、日経BP社は、2016年3月22日に創刊した日経FinTech（金融と技術の融合から生まれる新潮流を、年鑑、ニューズレター、ウェブサイト、読者限定イベントなど提供）の購読者限定セミナー「銀行法改正を徹底解説～銀行とＩＴ企業に生まれるチャンスとは？」を開催した。

　2016年4月27日に銀行法が衆院財務金融委員会によって賛成多数で可決されたなか、銀行法改正によって銀行やIT業界にとって、どのようなビジネス チャンスが生まれるのか。当日は森・濱田松本法律事務所の弁護士 堀 天子氏が法改正のポイントを解説、参加した日経FinTech読者からも多くの質問があがるなど、熱のこもったセミナーとなった。

　日経BP社の本社は、東京メトロ南北線・都営三田線の白金高輪駅直結のNBFプラチナタワーにあり、4階にあるセミナー会場でこの日のセミナーが行われた。午後7時スタートということで、コーヒーや軽食も振舞われる。



　開会の挨拶を行った日経FinTech 編集長 原 隆氏は、「日経FinTechの読者を対象としたExclusive Seminarとして今回は初の開催だが、今後も継続的に平日の夜にセミナーの機会を設けたい。質問など自由に行えるセミナーにしたいので、肩の力を抜いて受講していただければ」と挨拶。



　森・濱田松本法律事務所 弁護士 堀 天子氏による、「銀行法改正を徹底解説～銀行とＩＴ企業に生まれるチャンスとは？」では、銀行法等改正の背景と内容が詳しく解説された。さらに、今後生まれるビジネスチャンスとして、「投資拡大（投資形態の選択肢拡大／ベンチャー投資の活性化）」、「提携拡大（銀行業務の委託範囲拡大による多様な業者との提携）」、「事業拡大（銀行や持株会社の新規事業等）」を挙げ、その後は活発な質疑応答が行われた。



　セミナーの最後には、2016年6月24日（金）に開催予定の「Nikkei FinTech Conferrence 2016」について発表。登壇者として、マーケットリサーチ局長 ティム・スワンソン氏や金融庁 総務企画局 参事官 油布 志行氏、日本銀行 決済機構局長 山岡 浩巳氏らが予定されているという。

　テクノロジーの潮流から金融の未来を読み解くクロスメディア型の新媒体である「日経FinTech」。くわしくはこちらをご参照いただきたい。


（取材、撮影、記事、編集・制作：　柴田 潔　＠株式会社グッドウェイ ）