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2016/05/19

【楽天証券】決算概要の説明のほか、今後の施策として新サービス「楽ラップ」の紹介も!「2016年3月期決算説明会」を鉄鋼会館において開催!

| by:ウェブ管理者


 2016年5月13日(金)、楽天証券(以下、同社)は中央区・
鉄鋼会館において「3月期決算説明会」を開催した。当日は同社 代表取締役社長 楠 雄治氏が3月期の決算概要から、株式・投資信託・FX・IFAビジネス等の事業状況、今後の戦略・施策について説明が行われた。



 はじめに当期末の決算概要について、総合口座数は200万口座を突破したほか、FXの売買代金が過去最高を記録するなど株式デリバティブが主だった収益源が分散化されてきていると述べた。また、年間の決算の数値が過去最高を更新したことについて、2016年3月に保有していたマネーパートナーズの株式の売却益が関係していることを語った。

 次に当期の事業状況について、投資信託の取扱本数が3月末で2,100本となり、そのうち910本がノーロード(手数料なし)であることを述べ、楠氏はこれからも数を増やしていきたいとした。また、IFAビジネスにおいては、証券マンや大手の営業、外資のプライベートバンカーなどが参入してきている影響からIFA経由の顧客は順調に増加し、顧客預かり資産は4月末には2,000億円を突破したと述べた。

 また、これまでの取り組みとして、2016年3月より上海A株の取扱いを大手ネット証券で唯一開始していることや、お客さまからの要望が大きかった、国内株式取引の買い注文と同時に、同じ銘柄の売り注文ができる『セット注文』を4月に提供開始したこと、「個人投資家の目線」でファンドを選定し、表彰した「楽天証券ファンドアワード」の紹介をした。 



 今後の施策の説明では、ネット証券大手として初の投資一任サービス「楽ラップ」を2016年夏に開始予定であることが伝えられた。楽ラップは同社とFintextが共同開発した、ロボアドバイザーにより人それぞれにあった投資プランや資産配分を提案するサービスとなる予定だ。ほかにも、スマートフォンアプリ「iSPEED」シリーズの累計ダウンロード数が130万を突破したことや、業界最低水準の手数料体系を開始したことが紹介された。

 さらに国外への施策として、香港FX子会社のブランドを楽天ブランド「Rakuten Securities Hong Kong Limited」に変更し、楽天グループ全体で香港でのFX事業強化を推進するほか、マレーシアの大手証券会社Kenanga Investment Bankと共同でマレーシア初のネット専業証券会社を設立し2017年春のサービス開始予定であることが説明された。

 同社は、楽天グループの10,840万人を超える会員と、Webマーケティングやポイント制度などのノウハウやテクノロジーを推進力にした、新しいサービス提供を進めていくとしている。今後のサービス展開にも引き続き注目したい。

取材、記事、編集・制作、撮影:村上 遥 @株式会社グッドウェイ





09:13 | 写真:投資家向け




 

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