2013年12月12日(木)、東京証券取引所二部上場のFX専業企業で、「FXは運より運用だ」をキャッチフレーズに掲げるマネースクウェア・ジャパン(M2J)は、 「お金」について真面目に学びたい人のためマネーサイト『Harmoney.jp』の立ち上げ記念パーティーを、東京ミッドタウン40階の本社にある最新の設備を整えたセミナー施設『M2J MIDSQUARE』で開催した。パーティーの名称は『静物スタイリスト郡山雅代 presents クリスマスホームパーティー! 』で、大半が投資未経験という一般女性ブロガー約30名が、コーディネイトされた大人の雰囲気を醸し出す会場で様々な趣向が凝らされたパーティーを閉会まで堪能した。
会場となった『M2J MIDSQUARE』は、投資家教育に力を入れるマネースクウェア・ジャパンが本社移転後の今秋にオープンさせた肝いりのセミナー施設で、収容人数はセミナー形式とサロン形式の椅子、ラウンジソファも合わせると最大102席まで用意できる豪華施設。その最新の設備は自前のセミナー施設としてはFX専業企業の中では他の追随を許さないもので、本年10月にはお披露目パーティー(取材レポート)も盛大に開催されている。
「FXを投機にしてはいけない、資産運用のためのFX」を標榜する同社がその啓蒙活動の一環として今般立ち上げたマネーサイト『Harmoney.jp』。そもそも「Harmoney」という言葉は、「人とお金(Money)のハーモニー(Harmony)」を表す造語で、「人とお金が上手に付き合えば、きっとその人の人生に新しい可能性が生まれる」という考え方がその言葉に込められている。
投資経験がない一般層に、啓蒙活動を通じて”お金”に対する価値感や認識を新たにしてもらい、資産運用や投資に対する興味・関心を持ってもらうことで、顧客層の裾野を拡大しようとする同社の取り組みだが、この日、招待された参加者も大半が投資未経験の一般女性ブロガーで、その発信力によって新マネーサイトの告知や同社の取組みのPRをブロガーの任意で支援してもらうものとなっている。
当イベントの前半の内容は、『数多くの有名雑誌で活躍する郡山雅代が教える「大人っぽくて素敵なクリスマスホームパーティ」の作り方』。会場の『M2J MIDSQUARE』のサロンエリアを使用して、大人のクリスマスパーティーをアレンジするためのテーブルセッティング、照明による効果的なコーディネイト、会場を飾る様々な大人っぽいデコレーションにより、一流ホテルのような素晴らしい空間が演出されるなか、参加者は前半に郡山さんによるコーディネイト術を学ぶ時間を過ごす。
後半は、『Harmoney.jp』の案内や懇親会、企業・サービスの紹介などが行われ、イベントを楽しんだ参加者はマスコットキャラクター「トラリピくん」と記念撮影をしながら、一様に満足そうな笑顔を浮かべ会場を後にした。
新セミナー施設お披露目時に”挑戦と規律”を胸に、新しい設備をフルに活用し、FX市場ならびに資産運用としてのFXを進展させ、新生マネースクウェア・ジャパンを実現していくとした同社は、「Harmoney」の継続したプロモーションに加え、今般の新マネーサイト『Harmoney.jp』と『M2J MIDSQUARE』という、ネット媒体と新施設によるコラボレーションによって、経験者のみならず、全く投資経験のない一般層に対しても、”お金”をキーワードにした取り組みで、新しい顧客層の開拓を試みている。
一般に、1,400兆円を超えると言われる個人金融資産に対して、FX業界全体の預かり残高は概ね1兆円前後で推移しているなか、アベノミクス相場で沸き立った今春の報道では、大手証券5社とインターネット証券大手5社が顧客から預かる資産は今年度下期に30兆円以上増える見通しで、その額は大手10社だけで約230兆円という。また、2013年10月時点の投資信託の純資産総額は78兆円となっているほか、地方を地盤とする国内に270ほどある信用金庫1行の預金残高でも1兆円以上ある信金が20行以上も存在し、その80%以上が個人預金となっている。(参考:信金中金 地域・中小企業研究所データ 2012年度版)
証券や商品等、他の金融商品と比べての口座開設のし易さ、商品性のシンプルさ等を考慮すれば、FX業界全体としての預かり資産が信金1行と同程度であることは、むしろ成長の余地を残していることを表しており、数年前に国内銀行の外貨預金残高が既に10兆円を突破し、加えて昨今の外貨投資への注目度も考えれば、啓蒙活動次第ではまだまだ裾野拡大の余地はあると考えるのは決して夢物語りではないだろう。こうした背景をもとに「資産運用のためのFX」を標榜する同社は、コスト&ツール競争とは一線を画しながら、強固な企業コンセプトの基で新しい顧客層の開拓とブランディングに真剣に取り組みながら、日々様々な挑戦を続けている。
(取材、撮影、記事、 編集・制作: 柴田 潔 )