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2018/04/20

【矢野経済研究所】2018年4QにFoldableスマートフォン始動か、2020年には90万台規模と予測~割れない・薄肉軽量化・フレキシブルはベースバリュー、フレキシブルディスプレイ材料は安全性向上や曲面広告など新たな価値の創出を!~

| by:ウェブ管理者
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は2018年の国内外のフレキシブルディスプレイ材料市場を調査し、Foldable(フォルダブル)スマートフォン世界出荷台数を予測するとともに、材料のセグメント別動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。

1.市場概況

 曲面(Bended)スマートフォン向けのPI(ポリイミド)基材のフレキシブルOLEDの搭載が拡大し、表面硬度5H程度、折り曲げ半径R1~2程度の透明PIフィルムが開発されるなど、折り畳み(Foldable)端末の実現に向けた条件が整いつつある。業界内には2018年内にサムスン電子(以下 SEC)が製品化するのは確実との見方もあり、スマートフォンのFoldable化の動きが現実味を帯びてきた。一方で、仮に2018年内にFoldableスマートフォンが発売されたとしても、市場に定着するにはある程度の時間が必要で、常に端末を折りたたんだり開いたりして使用する中で、ディスプレイの劣化、センサーの断線、表面カバーの白化やひび割れなどの不具合が出てくるのは避けられない。Foldable端末の安定した需要が確立するのは2020年以降と予測する。

Foldableスマートフォン世界市場規模(メーカー出荷数量ベース)は、2018年には9万台に止まる見込みだが、2019年に30万台、2020年には90万台と急激に成長すると予測する。スタンダードになるにはまだまだ時間がかかるが、市場に投入されさえすれば、開発では見えてこなかった新たなニーズがマーケットの中から出てくる可能性は高く、フレキシブルディスプレイ材料メーカーの開発課題もより明確化する。材料メーカーには、ユーザーであるフレキシブルディスプレイメーカー、その先のセットメーカーが求める性能、品質のフィルムを確実に実現し、更に製品の改良・ブラッシュアップについていけるだけの技術力・開発力の強化が求められている。


原文はこちら
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/1858

15:00 | IT:一般
 

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