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2013/03/05

【ICSコンベンションデザイン】「第14回日本国際金融システムフォーラム JIBSIS 2013」 基調講演「金融・資本市場の機能強化に向けて(金融庁)」 他、取材レポート!

| by:ウェブ管理者


【ICSコンベンションデザイン】「第14回日本国際金融システムフォーラム JIBSIS 2013」 取材レポート!

 2013年2月27日(水)、東京中央区・箱崎にあるロイヤルパークホテルにおいて、ICSコンベンションデザイン主催の国際会議(G-MAC Conference)、「国際金融システムフォーラム」が
開催された。

 来場した都銀、地銀、証券会社、運用会社、保険会社、取引所等の経営幹部や役職者に向けて、基調講演「金融・資本市場の機能強化に向けて(金融庁総務企画局審議官 池田 唯一 氏)」、「日本取引所グループの今後の展望について(東京証券取引所執行役員 マーケット営業部長 横山 隆介 氏)」のほか、デリバティブ市場が直面する課題、アジア金融市場を支える低遅延ネットワーク、超低レイテンシートレーディングシステム、ヘッジファンドが直面する課題、債券電子取引の現状と課題などについて、第一線で活躍する専門家によるプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われた。










 「基調講演 I 」の中では、総合的な取引所化に向けた民間の適切なタイミングと判断と合わせ、当局としても政令環境の整備を進めると共に、一層存在感を高めつつあるPTS(私設取引システム:Proprietary Trading System)、安定基盤を前提とした取引所機能の拡充やアルゴリズム・HFT(高頻度トレード:High Frequency Trading)増大に伴うシステム障害や価格形成の歪みの防止や規制強化の議論、店頭デリバティブ取引の清算集中化など、取引参加者のシステム投資が大規模化する中で、合理化や利便性の向上に繋がるべく業界全体で取組んでいく必要があるとした。

 また、「基調講演 II 」の中では、外部環境の変化や信用取引制度の改正に伴う流動性の向上、個人投資家のシェア拡大と海外投資家の売買動向について触れられ、日本取引所グループ(JPX)の概要とアジア地域における今後の取組み、重点戦略と統合効果へのインパクトが語られた。

 その他、NTTコミュニケーションズは、香港・シンガポール・日本をトライアングルで結ぶ低遅延・高信頼の光海底ケーブルサービスや海外の証券取引所に隣接する高信頼・高機能データセンタ概要を解説、また、Informatica Asia/Pacificは、急速に変化する市場動向や、高性能メッセージング技術が、取引所、FX、株取引、オーダールーティングなどの環境でどのように活用されているか、事例を交えて紹介した。

 日本取引所グループが掲げる”Your Exchange of Choice”(日本・アジアの経済成長を支える、アジア地域で最も選ばれる取引所へ)の実現を目指し、金融庁、日本証券業協会、証券会社、ISVをはじめとする様々なベンダーの取組みが、広く国内外の投資家へ発信されるよう、業界内での連携の行方に注目したい。

(取材、撮影、記事、藤野 宙志 / 編集・制作: 柴田 潔) 

<展示ブース企業>

 ・ チャールズリバーデベロップメント
 ・ 
日本ヒューレット・パッカード
 ・ インテリジェント ウェイブ
 ・ インタラクティブ・ブローカーズ証券
 ・ NTTコミュニケーションズ
 ・ S&P Capital Iq
 ・ テリロジー


12:15 | 取材:金融・IT業界向け

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