今回、本来であればやまがたワーケーション新幹線(YWS)の車中での交流会を予定していたものの、コロナ感染拡大によりYWSの運行が延期となったため、代替としてのオンライン交流会が開催されたもので、配信会場の霞城セントラル1階アトリウムにある、山形ではお馴染みの芋煮鍋を模したベンチから中継がスタート。芋煮鍋に入った感想を聞かれた小林 剛也さん(山形県 みらい企画創造部長)は、何回か芋煮を煮たことはあったが、まさか煮られることになるとは思わなかったとのコメントでスタートした交流会は、いつも通り和やかなムードの中で進行した。
ジョージ・ヤマガタ氏の開会挨拶では、やまがたワーケーション新幹線(YWS)の延期にも負けず、オンライン交流会を三部構成でお届けしたいとして、各パネルディスカッションのテーマや概要を紹介した。
パネルディスカッション①
| 「山形〇〇ケーションの未来と意義」
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パネルでは、ワーケーションの中でも特徴的な取組みで、過去セミナーでも何度かテーマとして取り上げている庄内浜釣りケーションや、アートとワーケーションを組み合わせたアーケーション、およびYWSについて、県職員による釣りケーション体験動画や写真、過去の収録映像なども織り交ぜながら、改めて取組みの紹介や今後の向けての意見交換が行われた。延期になったYWSの運行時期については10月中を目途に案内ができる見通しだという。
パネルディスカッション②
| 「ストリートピアノと山形」
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パネルディスカッション②「ストリートピアノと山形」では森本 千賀子さん(morich 代表取締役 兼 All Rounder Agent)がモデレーターを務め、富岡 宏一郎さん(富岡本店)、伊渕 南々絵さん(アルトバルーン・経営企画/フラワー&バルーンコーディネーター)、山下 有美子さん(ヤマハミュージックジャパン 事業企画部主事)、ジェイコブ・コーラーさん(ジャズピアニスト)がパネリストとして出演。
パネルでは各出演者のストリートピアノ活動の様子や、山形で生まれた軽トラピアノの想いや経緯など、山形のストリートピアノのこれからの展望を含めて様々な紹介が行われた。また、ピアニストでYouTuberのジェイコブ・コーラーさんは、本来はYWS車内で行う予定だった演奏をやまぎん県民ホールのストリートピアノで収録し、紹介された。今、山形のストリートピアノが熱い!
パネルディスカッション③
| 「おきあがりこぼし流発信術」
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パネルでは、コロナ禍以降に地域活性化につながる情報発信の仕方が、イベントからSNSを中心とした情報発信に変わっているとして、withコロナ時代の地域活性化に繋がるPR方法のあり方について議論が行われ、事例として段ボール生産工場のYouTube映像が紹介された。
コロナ禍を逆手に取った情報発信で、コロナの影響でリアルにやっていたらできなかったことをやる。ゼロ視点で視点を変える。次の時代にさらに価値を深める取組みを今進めるという思いを新たにした。
次回のジョージ・ヤマガタ氏 Presents オンラインセミナー「コワーキング ネットワーク」は、2021年10月7日(木)18:00~19:30に開催される。
創業支援センターがいよいよ11月に霞城セントラル2階に開業することに伴い、山形県内のコワーキングスペースの現状について広く紹介し、開業に向けた機運を盛り上げることで、リアルに出会えるコミュニティスペース本格稼働の契機としたい意向だ。