金の魅力を伝えるため、2012年12月2日に初めて開催した「トーキョーゴールドフェスティバル」(グッドウェイ取材レポート)。このイベントは 現物・金箔・アクセサリー・投資商品とジャンルを超えた金(ゴールド)の祭典で、申込受付が1日で定員満了となるなど、大盛況のうちに終了した。
第2回目となる今回の「ゴールドフェスティバル2014」は、2014年2月11日(火・祝)、東京・品川 THE GRAND HALLで開催され、より多くの人に「金」という魅力ある商品の様々な側面について、見て・聞いて・体感して・学べる場にするため、規模・内容・連動企画共に大幅パワーアップした構成で開催された。
当日の基調講演は、政治学者、元厚生労働大臣 舛添 要一 氏。しかし、都知事選当選に伴い、都からのオリンピックへの対応等の公務のため祝日である11日も登庁するよう異例の要請が入り、急遽同じテーマで映像収録を行い、会場で流すことに。
揺らぐ時代、そしてこの日本において、これから何が変化し、どういう方向に進んでいくのか。まずは金を考える前に、私たちの住む日本のこれからについて、映像を通じて様々な見解を披露した。
第2部では、ワールド ゴールド カウンシル駐日代表 森田 隆大 氏(上段・写真右)に、日経マネー編集長 大口 克人 氏(同・左) が、金とは一体何なのだろうか?その歴史的な背景から現在の最新情報に至るまでの様々な質問を投げかけるトークセッションが行われた。
続いての登場は、豊島逸夫事務所代表 豊島 逸夫 氏(上段・写真左)/日経CNBCキャスター 佐久間 あすか 氏(同・右)。行動する経済アナリストとして世界各地を飛び回る 豊島氏が、写真を交えながら各国の金市場・マーケットの動向について語った。
また、関西を中心にテレビやラジオなど多方面で活躍中の生活経済ジャーナリスト・いちのせかつみさんによる「金(ゴールド)」を交えた爆笑セミナーでは、「おもろい貯“金”のススメとは果たして!?」をテーマとしたトークで会場を多いに盛り上げた。
最後のパネルディスカッションでは、豊島氏 × MSI代表 亀井幸一郎氏(上段・写真左から二人目) × スタンダードバンク東京支店長 池水雄一氏 (同・4人目)という日本を代表する金分析の専門家3名に、当日のMCを務めた大橋 ひろこ 氏(同・左端)が、金はこれからどうなっていくのか? をテーマに鋭く切り込んだ。
また、ゴールドフェスタの開催に合わせて連携し実施する2つのコンテスト「ゴールド川柳」、「ゴールドフォトコンテスト」の入賞作発表・授賞式には、特別プレゼンターとして、初代タイガーマスク 佐山 サトル 氏 が登場した。
なお、「ゴールドフェスティバル2014」にはワールドビジネスサテライトの取材班も入り、当日の夜に放送された同番組のオープニングで「リスク回避へ“金”に走る」として早速紹介されるなど、来場者の声や登壇した専門家の見方などのコメント共に、注文の取組みとして紹介された。
ゴールドフェスタ運営事務局は、今後も継続的にスピンオフセミナーなど全国各地で開催していくという。様々な切り口からゴールドを捉え、業種業態の垣根を超えて有機的に結び付く取り組みを通じて、ゴールドに対する新たな見方や発見につながり、興味関心や利用活用のシーンが広がっていくことに期待したい。
(取材: 藤野 宙志、柴田 潔 / 撮影、記事、編集・制作: 柴田 潔 )