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2013/08/21

【矢野経済研究所】システム運用保守サービス市場に関する調査結果2013~運用サービス市場の2011年度から2017年度の年平均成長率は4.2%で推移と予測。保守サービス市場は縮小が続く

| by:ウェブ管理者
調査要綱

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のシステム運用保守サービスに関する調査を実施した。

1. 調査期間:2013年4月~7月
2. 調査対象:IT システム機器/ソフトウェア/ネットワーク/システムの運用保守サービスを展開する企業
3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・Eメールによる取材、ならびに文献調査を併用

<システム運用サービスとは>
本調査におけるシステム運用サービスとは、顧客企業の情報システムの運用業務を代行するサービスを指す。運用サービスは、顧客企業内にあるICT機器の運用業務を代行する「オンサイト運用サービス」と、データセンター内にあるICT機器の運用業務を代行する「データセンター運用サービス」に分かれる。なお、「データセンター運用サービス」には、ハウジングやホスティングなどのサービスを含む。
<システム保守サービスとは>
本調査におけるシステム保守サービスとは、顧客企業の情報システムのメンテナンス業務を代行するサービスを指す。保守サービスは、顧客企業内にあるICT機器のメンテナンス業務を代行する「オンサイト保守サービス」とデータセンター内にあるICT機器のメンテナンス業務を代行する「データセンター保守サービス」に分かれる。また、いずれのサービスも、メンテナンス対象によって、「ハードウェア保守サービス」と「ソフトウェア保守サービス」に分かれる。


調査結果サマリー
◆システム運用保守サービス市場は運用サービスが牽引し、2017年度3兆8,800億円と予測
システム運用保守サービス市場は、保守サービスの縮小を運用サービスがカバーする形で成長し、2011年度から2017年度の年平均成長率は1.6%で推移、2017年度には3 兆8,800億円(事業者売上高ベース)に達すると予測する。

◆運用サービス市場の2011年度から2017年度の年平均成長率は4.2%で推移と予測
運用サービス市場の2011年度から2017年度の年平均成長率は4.2%で推移し、2017年度には2兆4,359億円(事業者売上高ベース)に達すると予測する。これは、震災以降、事業継続対策を目的にデータセンターの利用が増加していることやクラウドコンピューティングの概念が普及したことが、「データセンター運用サービス」の成長に繋がっているためである。一方、「オンサイト運用サービス」も、ユーザー企業の多くが、競争力確保のために中核事業に人材を集中的に配置し間接業務であるシステム運用業務を外部委託するようになってきていることや、仮想化技術の普及により運用業務が高度化・複雑化しているため外部の専門家に運用業務を委託するようになってきていることなどを背景に、成長が続いている。

◆保守サービス市場は縮小が続き、2017年度1 兆4,441億円と予測
2011年度から2017年度の保守サービス市場は、年平均成長率-1.8%で推移し、2017年度には1兆4,441億円(事業者売上高ベース)になると予測する。保守サービス市場は、ハードウェア導入単価の下落に伴い保守料金が低下していることや、仮想化技術によりサーバー等の統合が進み、保守対象となる機器の台数が減少していることなどから、市場の縮小が続いている。

(詳細はこちら)
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1137.pdf


原文はこちら
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001137

18:37 | IT:一般
 

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