2015年4月25日(土)、商品先物取引、取引所為替証拠金取引、商品ファンド、純金積立を取り扱う岡安商事(以下、同社)は、元プロ野球選手で野球評論家の張本 勲氏を基調講演の講師に招き、東京・東銀座の時事通信ホールで「2015 経済講演会(張本 勲氏が語る-私と野球人生)」を開催、会場には300名に及ぶ個人投資家が来場して盛況のセミナーとなった。
同社は本社が大阪市中央区北浜にあり、真下商店として昭和27年(1952年)に創業以来、60年以上におよぶ歴史を刻んでいる商品取引員の老舗企業。長い歴史の中で培ったノウハウを基とした親身なサポート体制による対面取引に強みを持つ一方で、オンラインFX取引「為替ライフ」、オンラインCX(コモディティ)取引「相場ライフ」も提供するなど、サービスの多様化を図るとともに、近年では商品先物取引取次業務、取引所為替証拠金取引取次業務も展開し、個人投資家向けセミナー開催などの投資家教育にも力を入れている。
会場の時事通信ホールは東京メトロ日比谷線・都営浅草線の東銀座駅から徒歩1分という抜群のロケーションにある。TV番組出演でもお馴染の張本氏の講演でどういった話を聴くことができるのか、期待を胸に来場者は開演を待つ。
◎来年以降もこうした講演会を続けていきますので、ご家族、ご友人などお誘い合わせの上、ぜひ次回もご参加ください。
開演後、挨拶に立った姫野氏は冒頭で来場への御礼を丁重に述べた後、本日のプログラムを紹介。なかでも最後に登壇する張本氏は、縁あって親しくする仲であり、そうした縁が基で今回の講演依頼を快諾してもらったという。また自身も野球少年だった頃、張本氏への憧れが強く、また大ファンでもあったため、今日の講演を姫野氏自身も楽しみにしていたことを紹介した。
最後に、同社として来年以降も(こうした規模)の講演会を開催していく予定なので、ぜひご家族、ご友人をお誘い合わせのうえ、次回以降もご来場下さいと語って挨拶を終えた。
最初の講演は東京金融取引所 証拠金営業部長 大房 弘憲氏による「くりっく365のメリットと特徴」。「安心」、「透明」、「信頼」の公的な取引所為替証拠金取引「くりっく365」の証拠金残高、口座数のわが国FX市場に占める割合がそれぞれ16%、11%相当であること、上場通貨ペアが23通貨ペアあること、一般の人が利用する外貨預金と比べてコスト面が圧倒的に有利であることなどが紹介された。最後に、高金利通貨として人気があった南アランド/円のスプレッド(0.98銭)や、政策金利が7.5%というトルコリラ/円が5月11日(月)に上場することを来場者にPRした。
続いて、同社の人気FX講師 ちょいワル氏が登場して、「ちょいワル式オリジナルトレード」をテーマに講演。氏の得意なテクニカルはオリジナル一目均衡表デイトレと、出来高理論で、この日もこの二つを用いた実践的な分析方法が紹介された。独特の分析手法で日本全国をセミナーで飛び回る氏はブログ(ちょいワルFXブログ)も運営しているという。
◎力の差はないプロの世界で生き延びるためには「努力」、「自己管理」、「技術」の3つが最も大事
最後の基調講演に登壇したゲスト講師の張本氏は、「2か月前に姫野社長から講演依頼があり、快諾したが、学問学歴のある来場者の皆さんのためになる話ができるかは分からないものの、永年プロスポーツ界で生きてきた人間の、勝負の世界における条件や心得が、何らかの形で参考の一端となることを願っている。」と語り、さらに「監督(経営者)の統率力、コーチ(管理職)の手腕、選手(社員)のやる気が一体となった時に初めて強いチームができるように、野球と経営(一般社会)も似通っている点も多々あろうかと思います。」と述べた。
また、力の差はないプロ野球界で生き延びていく3つの条件として、張本氏は、「努力」、「自己管理」、「技術」を挙げ、どれか一つが欠けても名選手になることはできないという持論を紹介した。
投資の世界においても、投資知識を磨くための「努力」、メンタル管理や資金管理といった「自己管理」、ファンダメンタル分析やテクニカル分析に基づく売買手法といった「技術」が重要という点が相通じることを多くの来場者が感じとっていた様子だった。
こうして経済講演会は夕方頃、盛況のもとに閉会した。
主催した同社は、商品先物取引の対面取引、オンライン取引を提供するほか、取引所為替証拠金取引においては、自分自身で情報を入手しオンライン取引を行う「セルフコース」、専任担当者からアドバイスを受けながら自身でオンライン取引を行う「サポートコース」、取引アドバイスから注文の代行もしてくれる「スタンダードコース」の3つのコースから顧客は任意の取引方法を選択することができるサービスを提供している。
こうしたきめ細かなサービスの背景には、多様なニーズに応えるためのサービス体制の提供と共に、急激な相場変動による顧客の損失拡大のリスクをできるだけ限定したいという思いがあるという。
最後に、投資教育にも力を入れる同社は、拠点のある東京、大阪、福岡、および東京金融取引所等の社外で数多くのミニセミナーを開催しているので、ご興味のある方は開催日程をご覧いただきたい。
(取材、撮影、編集:藤野 宙志 / 記事・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )
【同社の過去レポートおよび出展イベントレポート】