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(VOL.1114)三菱東京UFJ銀行、銀行APIを利用したハッカソン、より身近で便利なIT×金融のサービスづくり、Bring Your Own Bank ! 「Fintech Challenge 2016」開催!URL
ウェブ管理者2016/04/18 13:38:59

 2016年3月12日(土)~3月13日(日)、三菱東京UFJ銀行は、渋谷にあるイベント&コミュニティスペース「dots.」において、銀行APIを利用した本邦初のハッカソン、Bring Your Own Bank ! 「Fintech Challenge 2016」を開催した。

 三菱東京UFJ銀行では、フィンテック分野で広がる金融サービスの新たな価値創造手段である「銀行APIエコノミー(Application Programming Interface)」を利用したハッカソンを通じて「より身近で便利なIT×金融のサービスづくり」をテーマに様々な活用アイデアを探っていくという。2日目となる2016年3月13日(日)は、各チーム(全12チーム)によるプレゼンテーション、審査・表彰、講評、懇親会が行われた。

 なお、審査員は、池田 将氏(The Bridge 共同創業者 兼 ブロガー)、西村 賢氏(TechCrunch Japan 編集長)、藤川 真一氏(BASE CTO)、増井 雄一郎氏(トレタ CTO)が務めた。

 小口現金のキャッシュレス化、ワリカンのキャッシュレス化、ワンタイム小切手の発行・撮影による振込、店舗でレジ会計不要の購入、貯金を行う動機づけ、チラシからスマホで購入、ご祝儀の受渡などウェディング管理、Uber連携での現金タクシー配達、キャラクター育成を通じた預金、預金口座の端数金額を自動的に寄付、支店検索における混雑状況や周辺情報の提供、ソーシャル活動を元にした与信、など、さまざまなアイデアが披露された。

 パートナー賞一覧は上記の通り。今回の「Fintech Challenge 2016」では、開催協力は、TIS、サムライインキュベート、Apigee Corporation(本社・米国)、インフラパートナーは、さくらインターネット、セールスフォース・ドットコム、APIパートナーは、Uber Japan、NTTドコモ、ぐるなび、リクルートホールディングス、KDDI ウェブコミュニケーションズ、Sansan、日本アイ・ビー・エム、BASE、三菱総研DCS、が務めた。

 最優秀賞(事業報奨金100万円)は「Petty Pay(チーム:Petty Pay)」、優秀賞(事業報奨金各10万円)は、「CHECK(チーム:フタクセ)」と「Chocobo(チーム:橋本製作所)」が受賞。また、フィードバック賞は、「Our Wedding(チーム:ウィルウェイ)」が受賞した。

 審査員の講評に続き、最後に、三菱UFJフィナンシャル・グループ 執行役専務 グループCIO 村林 聡 氏より挨拶。参加者や関係者への御礼の言葉と共に、ハッカソンを振り返り印象に残ったチームなど所感を述べ、これからも皆さまに愛されるサービスを作っていきたいと語った。

 二日間にわたるハッカソンを終え、全員で集合写真を撮影。また、各受賞チームもそれぞれ思い思いのポーズで記念撮影、笑顔が溢れた。

 懇親会の挨拶は、三菱東京UFJ銀行 デジタルイノベーション推進部 次長 企画グループ 井口 寧氏より、今回、銀行員では考えられないような数多くのアイデアに驚いたと共に、ハッカソンを通じて、サービスを良くする、銀行サービスを変える、だけでなく、それ以外のものごとや世の中が変わる、と感じた、と所感が述べられた。そして、これからも実現に向けて精一杯取り組んでいきたいと抱負を語り、締め括った。

◎くわしくは取材レポートをどうぞ
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jovy2hgz2-3636/


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【コラム筆者】 
藤野 宙志(ふじの ひろし) 株式会社グッドウェイ代表取締役社長

日刊コラム1995年慶應義塾大学理工学部卒業後、キヤノンマーケティングジャパンでシステム開発に4年間従事。
1999年SBI 証券で業界初の日米間オンライン証券取引システムの立上げを手がける。ナスダック・ジャパンでは日米印3カ国オフショア開発を担当、新興市場創出の調整役として証券業界を奔走。2002年シンプレクス・コンサルティングでセールス担当、FXシステムを多数導入。2010年6月より現職。金融サービス&ITソリューション総合情報プロバイダーとしてポータルサイトを運営。


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