2015年10月3日（土）、総合的な金融サービスを提供しているユニコムグループの中核企業で、商品先物取引業を展開する日本ユニコム（以下、同社）は、東京・千代田区にあるイイノホールを会場に、年に一度の大規模イベント「日本ユニコム 特別感謝DAY講演会 2015」を開催した。当日は、経世論研究所所長 三橋 貴明氏や、株式評論家 早見 雄二郎氏、ワカバヤシＦＸアソシエイツ代表 若林 栄四氏など、投資家にもお馴染の著名講師が招かれて講演を行ったほか、同社が用意した様々な展示ブースが多くの来場者で賑わいを見せるなど、盛況のもとに閉会した。



　今回の会場となったイイノホールは、官庁街に隣接し、東京メトロ霞ヶ関駅直結で交通アクセス抜群なホール＆カンファレンス。当日は好天に恵まれたこともあり、500名におよぶ来場者が会場を訪れて午前11時からの開演を待った。



　定刻に開演を迎え、ラジオNIKKEIの番組に出演中の総合司会・加藤 満理子氏の進行のもと、経済評論家で経世論研究所所長　三橋 貴明氏による第1部「今後の日本経済のゆくえ」の講演がスタートした。

　三橋氏は、今、最も刺激的な経済評論家の一人として、運営するすブログ『新世紀のビッグブラザーへ』の一日のアクセスユーザー数は12万人を超えるといいい、この日はGDP、CPIといった経済指標や金利、債務、賃金などの推移や傾向、データを基に、様々な角度から日本経済を分析して今後の行方を占ってみせた。



　続いては「転換期を迎えた為替、株、ＮＹ金相場の行方」と題する講演に、ワカバヤシＦＸアソシエイツ代表 若林 栄四氏が登壇。若林氏は現在ＮＹに在住し、ファイナンシャル･コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では、投資助言、金融情報サービス提供会社であるワカバヤシ エフエックスアソシエイツの代表取締役として数々の講演をこなすほか、最新刊「異次元経済・金利0の世界」など多数の著書をもつ。

　講演では、NYダウや日経平均、ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、金などについて、独自のチャート理論に基づく大胆な中長期予想を披露してみせたほか、後半はワカバヤシ エフエックス アソシエイツ 代表取締役兼外国為替ストラテジストの川合 美智子氏も登壇して、両名で来場者から事前に寄せられた質問に回答した。



　休憩時間には、同社のサービスや上場商品などを紹介する多数の展示ブース、ドリンクコーナーなどが多くの来場者で賑わいを見せる。プレゼント抽選コーナーやゴールドバー「本物当て」クイズコーナーなど楽しい企画も用意され、講演の合間の息抜きを兼ねて、来場者はあちこちのコーナーを覗き込みながらスタッフとコミュニケーションをとる姿が多く見かけられた。



　第3部の講演は、同社主席アナリスト 菊川 弘之氏による「懐疑の内に育つ金相場、次なる放れに備えよ～政治ファクター強まる時間帯に～」。詳細なデータ分析と視野の広さでマーケットを読み解く菊川氏は、「先物投資情報」ブログランキング第一位「月月火水木金金」を運営し、ラジオNIKKEI、日経CNBCなど多数のメディアに出演中で、日経新聞、時事通信、Yahooファイナンスなどにも寄稿する著名な商品アナリストだ。

　講演では、国内外の金融、経済情勢を分析後、大幅安となった金・原油相場について、今後の見通しや長期的な投資戦略について詳しく解説を行った。




　講演の最後は、株式評論家でメディック投資顧問 代表取締役の早見 雄二郎氏による 「早見雄二郎　渾身の特選注目株」。テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のゲストとして度々出演している早見氏は、マーケットの見通しや注目の個別株を、舞台俳優さながらの明瞭な語り口で紹介し、多くの来場者がメモを取りながら熱心に聴講した。

　同社は、投資の魅力をより深く、より楽しく感じてもらえるよう、商品先物取引、金融・経済全般をテーマにしたセミナーを定期的に開催している。本社ビルのセミナールームでは、今後も「人形町今半」、「玉ひで」といった有名店のランチ付きセミナーや、今回登壇した川合 美智子氏と菊川 弘之氏による、為替と金相場を今後の行方を探るセミナーも行われる予定なので、ご興味のある方は参加を検討してみてはいかがだろうか。

（取材、撮影、記事、編集・制作：柴田 潔　＠株式会社グッドウェイ）