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2015/08/17

【デジタルガレージ】デジタル通貨と仮想現実の未来、「The New Context Conference 2015 Tokyo」開催!(FinTech関連)

| by:サイト管理者


 2015年7月6日(月)~7日(火)、デジタルガレージは東京・虎ノ門ヒルズフォーラムにおいてデジタル通貨と仮想現実の未来と題し、「The New Context Conference 2015 Tokyo」を開催した。

 同カンファレンスは、同社 代表取締役グループCEO 林 郁 氏および同社 取締役 共同創業者 兼 MIT Media Lab 所長 伊藤 穰一 氏がホストを務め、最先端のインターネット技術やその周辺で生まれるビジネスに関心を持つ参加者を対象として2005年から毎年開催、今回で11回目を迎えた。2日間にわたり国内外から各分野の第一線で活躍する30名超えの有識者が登壇し、参加者は1日目に約500名、2日目に約400名の規模で行われた。

 なお、開催にあたり、森ビルカカクコムbitFlyerANXマネックスグループLUXSTACKSundale Production電通が協賛した。



 なお、伊藤氏は所長を務めているMIT Media Lab において、Bitcoinをはじめとする暗号通貨全般を中心に扱う「MIT Media Lab Digital Currency Initiative(デジタル通貨イニシアティブ)」を2015年4月に立上げ、今回もデジタル通貨の開発や普及に向けて世界をリードする大勢の専門家をスピーカーとして招聘することができたという。(参考:MITメディアラボがデジタル通貨イニシアチブを発表

 Day1では、ビットコインとは何か、問題点と可能性、国内外の法規制、具体的なベンチャーの取組み、技術など、デジタル通貨関連を取り巻く重要な時期を迎えている中、今後どうなるかについて、ビジネスに欠かせないトピックが数多く披露された。



 先ず、午前の部では、オープニング「今なぜデジタル通貨か」(伊藤 穰一 氏)、基調講演「デジタル通貨とは何か」(MIT Media Lab Director of Digital Currency, Brian Forde氏)に続き、セッション1「デジタル通貨のトレンド」では、講演「デジタル通貨の現状」(Coindesk CEO, Jeremy Bonney氏)、パネルディスカッション「デジタル通貨のホットトピック」(伊藤氏、Brian Forde氏、Jeremy Bonney氏)、講演「様々なデジタル通貨とその応用」(The Stellar Development Foundation Executive Director, Joyce Kim氏)、パネルディスカッション「世界中に広がるデジタル通貨」(伊藤氏、Jeremy Bonney氏、Brian Forde氏、Joyce Kim氏、一般社団法人日本デジタルマネー協会 理事 大石 哲之 氏、Citrus Pay Founder Managing Director, Satyen Kothari氏)が行われた。



 ランチ休憩を挟み、午後の部では、オープニング「デジタル通貨の普及に向けた課題」(伊藤氏)に続き、基調講演「デジタル通貨を巡る法規制の最新動向」(Coin Center Executive Director, Jerry Brito氏)が行われた。



 セッション2「レギュレーション」では、講演「米国における法規制について」(Coinbase Former Chief Compliance Officer, Martine Niejadlik氏)、講演「日本における法規制について」(創法律事務所 創設者 斎藤 創 氏)が登壇。



 続いて、パネルディスカッション「デジタル通貨の法規制の未来」(伊藤氏、Jerry Brito氏、Martine Niejadlik氏、斎藤氏)が行われた。



 セッション3「スタートアップ企業の動向」では、講演「ビットコインワレットとアイデンティティ」(Case Wallet CEO, Melanie Shapiro氏)、講演「デビットカードでビットコイン決済を広げる」(Shift Financial CEO, Meg Nakamura氏)、講演「ビットコイン取引の最先端」(QUOINE CEO, Mario Gomez氏)が登壇。



 続いて、パネルディスカッション「デジタル通貨の基盤ビジネス」(伊藤氏、Melanie Shapiro氏、Meg Nakamura氏、Mario Gomez氏、bitFlyer 代表取締役 加納 裕三 氏)が行われた。



 セッション4「デジタル通貨の未来と課題」では、パネルディスカッション「ビットコイン、セキュリティー及びプライバシー」(Fusion Systems Partner, Jonathan Hope氏、Bitcoin Core Developer, Peter Todd氏、Iperlane CEO, Vincenzo Iozzo氏、New Context Services CEO, Daniel Riedel氏、
Mirror CTO, Thaddeus Dryja氏)、パネルディスカッション「デジタル通貨の長期的インパクトは何か」(伊藤氏、Jerry Brito氏、Brian Forde氏、Joyce Kim氏、Bitcoin Evangelist Roger Ver氏、大石氏)が行われた。



 また、メイン会場とは別のミーティングルームで開催された「デジタル通貨を支える技術
(Jonathan Hope氏、MIT Media Lab Digital Currency Initiative Bitcoin Core Developer, Cory Fields氏、Peter Todd氏、Blockstream Technical Program Manager, Warren Togami氏、FinalHash CTO, Marshall Long氏、Thaddeus Dryja氏)では、最先端の技術について共有された。



 
会場内の協賛展示ブースでは、各社の最新サービスの紹介やデモが行われ、ATMを通じて実際にビットコインを購入する参加者もいた。



 講演終了後は、スピーカーと参加者の交流を目的としたレセプションパーティーが催された。マネックスグループ 取締役会長兼代表執行役社長CEO 松本 大 氏の乾杯の挨拶により始まり、用意された料理や飲み物と共に、音楽の生演奏や当日の振り返り映像の上映など、充実した内容でDay1を終えた。



 Day2では、技術の進化と共に、仮想現実(バーチャルリアリティ:VR)や拡張現実(オーグメンテッドリアリティ:AR)を巡る動きが活発になっている中、最新の研究成果の発表、ハードウエアの開発動向、メディアアートや新たなビジネスの行方などが披露された。




 オープニング「今なぜ仮想現実なのか」(伊藤 穰一 氏)、基調講演「没入型メディアの過去、現在、未来」(USC School of Cinematic Arts Associate Dean of Research, Scott Fisher氏)に続き、セッション1「仮想と現実の融合」では、講演「仮想現実とコンピュータインタフェース」(MIT Media Lab Director, Living Mobile Group, Chris Schmandt氏)、講演「サイバネティック・インタフェースが実現する近未来」(東京大学大学院情報理工学系研究科 教授 廣瀬 通孝 氏)、パネルディスカッション「仮想現実/拡張現実は我々の生活をどのように変えるのか」(伊藤氏、Scott Fisher氏、Chris Schmandt氏、廣瀬氏)が行われた。



 ランチ休憩後、午後の部では、基調講演「最先端デジタルパフォーマンスの舞台裏」(ライゾマティクス 取締役 真鍋 大度 氏)が登壇。



 セッション2「メディアアートと仮想現実」では、講演「映画から仮想現実へ」(WEVR Creative Director, Luis Blackaller氏)、講演「Unforgettable」(AKQA Chief Creative Officer, 稲本 零 氏)が行われた。



 続いて、「パネルディスカッション 仮想現実とメディアアート」(伊藤氏、真鍋氏、Luis Blackaller氏、稲本氏)が行われた。



 また、セッション3「VR/ARを実現するハードウエアの最新動向」では、講演「拡張会話について」(Wearality CEO, David Smith氏)、講演「ソニーがSmart EyeGlassで目指す未来」(ソニー DSBG新規事業部門SIG事業室統括部長 武川 洋 氏)が登壇。パネルディスカッション「VR/ARを支える最先端技術」(伊藤氏、David Smith氏、武川氏)が行われた。



 仮想現実の世界を体験できる機器を実際に装着し、目の前に広がる新しい世界に吸い込まれる。



 セッション4「仮想現実の未来」では、講演「仮想現実とロボット技術が変える医療現場の最前線」(Intuitive Surgical Principal Vision Engineer, Principal, Fakespace Labs, Ian McDowall氏)、講演「リアルとバーチャルの融合はどこまで進むか」(MIT Media Lab PhD Researcher, Living Mobile Group, Misha Sra氏)が行われた。



 最後に、講演「人間の拡張としてのテレプレゼンス」(東京大学大学院情報学環 教授 ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長 暦本 純一 氏)、パネルディスカッション「仮想現実の未来」(伊藤氏、Ian McDowall氏、Misha Sra氏、暦本氏)が行われた。




 講演終了後は、スピーカーと参加者の交流を目的としたレセプションパーティーが催された。デジタルガレージ 代表取締役グループCEO 林 郁 氏および同社 取締役 共同創業者 兼 MIT Media Lab 所長 伊藤 穰一 氏、カカクコム 代表取締役社長 田中 実 氏の乾杯の挨拶により始まり、用意された料理や飲み物を片手に歓談へ。最後に、デジタルハリウッド大学 学長 工学博士 杉山 知之 氏が挨拶、2日間にわたり開催された「The New Context Conference 2015 Tokyo」を締め括った。

 昨今、注目を集めているFinTechの分野でも主要テーマの一つである仮想通貨。そして、これまで直接体験する機会の少なかった最新の仮想現実の世界。共に技術の進化により新たなユーザーエクスペリエンスとサプライズ、そして未解決の課題解決を追求していく中で、多様な世界観と価値が創造され、人々のライフスタイルは急速に変化し、パラダイムシフトを感じさせる国境を越えたボーダレスなビジネス社会の実現が進んでいる。カンファレンスでは、5年後、10年後の未来の社会をイメージし、先取りするための数多くのヒント、トレンド、技術情報が共有された。これを機に仮想通貨と仮想現実の分野におけるビジネスが加速・活性化されることを願いつつ、また次回の「The New Context Conference」のテーマと開催を心から楽しみにしたい。


(取材、撮影、記事、編集・制作:藤野 宙志 @株式会社グッドウェイ )



17:15 | 取材:金融・IT業界向け

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