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2014/12/30

【東京証券取引所】今年のテーマは『起業~成長に向けたチャレンジ精神とイノベーション~』!朝の連続ドラマ小説「マッサン」ヒロインのシャーロットさんを迎えて2014年大納会を開催!

| by:ウェブ管理者



 2014年12月30日(火)、
日本取引所グループ傘下の東京証券取引所は、東証Arrows オープンプラットホームにおいて恒例の大納会を開催した。

 本年のテーマは『起業~成長に向けたチャレンジ精神とイノベーション~』。政府の「日本再興戦略」においても、「活力ある日本の復活」に向けて新陳代謝の促進とイノベーションに立ち向かう「挑戦する心」が必要とされるなか、日本取引所グループは今秋に中高校生を対象として起業教育イベント『
JPX起業体験プログラム2014』を開催。大納会には、株式会社を擬似的に設立・経営する体験等を通じて、「生きる力」を育むことを経験した若き起業家たちと、2014年に東京証券取引所に新規上場をした経営者、そして特別ゲストとして、現在NHKで放送中の連続ドラマ「マッサン」にヒロインとして出演中のシャーロット・ケイト・フォックスさんが招かれて盛大に開催された。



 大納会に先立ち、会見室で報道陣向け取材説明会が行われた(上段のモノクロ写真)。取材の注意点の説明の他、抽選により各社の撮影場所が決定された。打鐘するゲストを正面から撮影できるため、正面向かって左側から場所が埋まっていく。抽選が終わると、東証Arrows オープンプラットホームに移動、報道の準備が着々と進んでいった。

 同時刻、東証ホールでは、本年3月26日マザーズ上場を果たした
CYBERDYNE 代表取締役で筑波大学大学院教授 山海 嘉之氏の講演会も行われた。



 式典開始前には、先般開催された「JPX起業体験プログラム」のイベントの様子が映像で場内に紹介される。中高校生を対象に、模擬店ビジネスを行う株式会社を擬似的に設立・経営する体験等を通じ、自ら学び・自ら考える力などの「生きる力」を育むことを目的とする起業教育イベントだ。



 続いて2014年に東京証券取引所に新規上場した企業の経営者が、順にエスカレータを降りながら入場する。アナウンスで紹介された後、満場の拍手を浴びながらの入場に改めて上場の喜びを噛み締める。



 招待客や式典関係者の入場が全て終わった後、最後に特別ゲストのシャーロット・ケイト・フォックスさんが入場する。本年の大納会は『起業~成長に向けたチャレンジ精神とイノベーション~』をテーマとして開催することから、明治時代に実際に活躍した起業家をモデルとする、「マッサン」のヒロインがゲストとして招かれたという。



新たな起業が増えれば社会の発展の原動力に~来年も起業の支援に力を入れていく
日本取引所グループ 取締役兼代表執行役グループCEO 斉藤 惇氏の挨拶

 式典が開始後、冒頭の挨拶に立った斉藤氏は来場の御礼を述べた後、本年の自然災害被災者へ見舞いの言葉を述べた。次に株式市場については「今日、実は「掉尾の一振」を期待していたが、結果は少々安く終わった。それでも、今年我々が予想した一日の出来高2兆1,000~4,000億円を遥かに超える大きな出来高ができた。また、時価総額も久しぶりに一部市場だけで500兆円を超えたほか、先進国の中ではアメリカ、イギリス、ドイツ、どの国よりも東証の指数も上がっており、そういった意味では大変恵まれた年だったと思う。」と語った。

 また、「安定政権の下で産業革命がものすごい勢いで進んでいる中、新しい企業の出現が求められているという意味で、大納会へ山海教授やシャーロットさん、JPX中高生企業家体験プログラムの代表者4人などを招待したが、新たな起業が増えれば社会の発展の原動力となることから来年も起業の支援に力を入れていきたい」と挨拶した。



日本は初めてで、日本語も話せませんでした。
だからがんばりました。

不可能なものはない。「anything is possible」

◎シャーロット・ケイト・フォックスさんの挨拶

皆さんこんにちは。
すみません、メモ見ます。いいですか?よかった…

本日は幸せの鐘を鳴らさせて頂けること、大変光栄です。
日本は初めてで、日本語も話せませんでした。
だからがんばりました。

不可能なものはない。「anything is possible」

「まっさん」のまさはるさんの夢は日本で始めてのウイスキー
をつくること。
エリーはLOVEで彼の夢を支えます。

LOVEが一番大切、一番大切です。
皆さんも有名になって世界をあっと驚かせて下さい。
私はいつもいつもいつも日本を応援しています。

ありがとうございました。



 シャーロットさんとJPX起業体験プログラム2014の代表者が、株価の上昇が続くことを祈念して鐘を鳴らした。




 打鐘が行われた後、東京証券取引所 常務取締役 土本 清幸氏の発声による手締めが行われ、無事大納会は終了した。



 大納会を迎えた30日の東京株式市場では日経平均株価が続落し、終値は前日より279円07銭安い17,450円77銭で取引を終えた。米国経済の回復と日銀の金融緩和に伴う円安等を材料に日経平均は昨年末から1,159円46銭値上がりしたが、年間で50%超も上昇した昨年のような勢いはなく、日本経済の来年の動向と株価の行方がこれまで以上に注目されそうだ。

 初立会を寿ぎ、2015年という新しい年を力強く歩んでいくことを、市場関係者全員で祈念する大発会は、2015年1月5日(月)に行われ、来賓として2014年に引き続き麻生太郎副総理兼財務・金融担当大臣が式典に出席するという。来る2015年が日本経済および金融市場にとって素晴らしい飛躍の年となることを心より祈願しつつ、2014年を締め括りたい。

 

≪過去の大納会レポート≫



(取材、撮影:藤野 宙志、柴田潔、村上遥 / 記事、編集、制作:柴田潔、村上遥 @株式会社グッドウェイ



23:07 | 取材:投資家向け

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