【楽天証券】彼女たちはなぜ証券会社をやめ、独立したのか!? IFAとして活躍している女性が一堂に会し「元証券ウーマンたちの女子会」を開催！ - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2015/04/04	【楽天証券】彼女たちはなぜ証券会社をやめ、独立したのか!? IFAとして活躍している女性が一堂に会し「元証券ウーマンたちの女子会」を開催！	\| by:サイト管理者

　2015年3月27日（金）、楽天証券は、渋谷にある楽天CAFEにおいて、「独立系フィナンシャル・アドバイザー（IFA）」として活躍する取り組みの認知度拡大を目指し、「元証券ウーマンたちの女子会」を開催した。

　会場には、証券会社や保険会社を退職して独立し、どこの金融機関にも所属しない、中立的な立場からお客様に資産運用のアドバイスを行う専門家（IFA）として活躍している女性が集まり、ネットワークの拡大支援や営業活動に役立つコンテンツを共有することを目的にしているという。

　はじめに、楽天証券 IFA事業部マネージャー佐藤澄子氏より、「投資積立お役立ち情報」と題して、プレゼンテーションを行った。近年、NISA（少額投資非課税制度）が始まったことで、投信積立のニーズが高まっていることをに触れ、投資家にとっての積立のメリットとIFAにとってのメリットのほか、ファンドアナリストのオススメのファンドや積立の設定方法について解説した。当日の司会は、楽天証券 IFA事業部　久富有里加氏が務めた。

　続いて、席を円形に並べ替えてスモールディスカッションへ。各テーマについて代表して4名の参加者から自身の経験や意見などが披露された。

（1）独立した”きっかけ”を教えてください。　＜CSアセット　代表取締役社長　山田由佳氏（写真左上）＞

　独立して2年目となる山田氏は、以前、証券会社で営業をしており、結婚・出産により退職。しばらく子育てに専念していたが、再び社会に戻りたい気持ちから就職活動をはじめるも、なかなか収入と時間が合わず、証券会社に戻る選択肢もあったが、勤務時間とノルマを考えると子育てと両立する自信がなかった。そのため、派遣社員として他業種の営業をしていたが、保育料を捻出できないという現実があった。
　そんな時に、IFAの人から話を聞く機会がり、こんな業種があるのかと目からうろこで、信託報酬も目に見える形で頂けるということもあり、先輩や元同僚の仲間4名で会社を立ち上げたことがきっかけとの身の上話を紹介した。

（2）独立して”よかったこと”を教えてください。　＜ガイア　プライベート・フィナンシャルプランナー　岩切智子氏（写真右上）＞

　以前、メガバンクで個人営業をしていた岩切氏。在職中は、取扱い商品の品揃えや積極的に販売している商品について疑問を持ちながら過ごしていたが、縁があってガイアに転職後にIFAとして本格的に取組むようになり、ファイナンシャルプランナー（FP）の資格をベースとしながらお客さまのライフプランニングに最適な提案をする中で最後に選択する商品にたどり着くことで納得しながら販売できるようになったことがよかったと説明。また、今まで知り合えなかった人と知り合えるようになり、アメリカでの取り組み事例など視野が広がったことを挙げた。

（3）独立して”大変”だったことは何ですか？　＜泉アソシエイツ　代表取締役髙松綾氏（写真左上）＞

　独立して3年目となる髙松氏。一晩寝れば忘れられる性格だとしながらも、独立の準備をはじめてから、何もかも自分で決断しなければならないことが山のようにあり、決めることの多さ、責任の重さを感じたことがとても大変だった。その一方で、確かに大変だったけれど、今ではなんでも自分の好きに決めていくことができると考えられるようになり、逆によかったことになっていると述べた。IFAは子育てと仕事を両立しやすい仕事だと実感しており、もっと昔からやっていれば随分違っていたかもしれないとした。

（4）今後のIFA発展のために必要なモノ、コトとは？　＜アイ・パートナーズフィナンシャル　取締役長壁かおり氏（写真右）＞

　上場を見据えながら世間でのIFAの認知向上を目指している長壁氏。今日はIFAと出会い幸せだったという話をたくさん聞き、このIFAとの出会いがたまたまであってはいけないと強く感じたとした。その上で、成功している皆さんの姿をお客さまが見て、この仕事がどんなに素晴らしい仕事であるかを広めて、伝えていってほしいとした。娘に自立できる女性になってもらいたいと願う父親であるお客さまからIFAである長壁氏の仕事ぶりを娘にも見せたいと言われた話を披露し、IFAとしてより働きやすくなるよう、一緒に大きくなっていきたいとした。

　続いて、楽天証券代表取締役社長楠雄治氏が乾杯の挨拶を行い、懇親会がはじまった。2008年10月にスタートしたIFA事業も、現在では企業50社、IFAの方々は400名を越え、預り資産も1,500億円を越えており、顧客ニーズに応えているという手ごたえを感じると語った。ネット証券はあくまでもシステムプラットフォームを提供し、コールセンターで操作方法など問い合わせを受けるというモデルで対面営業とは真逆のもの。一方で、投資は難しい、知っている人に聞かないとわからないという声も多く、動いているマーケットに対して、お客様に寄り添ってサポートし、支えになるIFAの存在はとても重要だとした。これからも全方位で活躍する女性IFAの皆さんの成功を心から願い、応援していきたいと挨拶し乾杯した。

　最後は、全員で記念撮影。用意された食べ物や飲物とともに、さまざまな環境下で独立してチャレンジしている一人一人の女性IFAが一堂に会し、普段はなかなか本音かつ同じ目線で相談やアドバイスなど率直に話せる機会が少ない中、この日は賑やかに語り合い笑顔が溢れる会となった。

　アベノミクスを背景に回復の兆しを感じる日本経済。貯蓄から投資へとのかけ声がある中、実効性のある資産運用に向けた提案＆サポートを人的に行うIFAと、合理的なシステムプラットフォームと販売支援コンテンツを提供するネット証券がコラボレーションすることによって、投資家の裾野拡大につながることを期待したい。

（取材、撮影、記事、編集：藤野宙志　／　制作：村上遥　＠株式会社グッドウェイ）

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17:08 | 写真：金融・IT業界向け

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