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2016/03/07

【電通国際情報サービス(ISID)】20社超が「FinPitch」に登壇、日本の金融イノベーションを世界へ発信、「FIBC2016(Financial Innovation Business Conference)」を開催!(FinTech関連)

| by:サイト管理者


 2016年2月25日(木)、電通国際情報サービス(ISID)は、丸ビルホール&コンファレンススクエアにおいて、定員350名の規模で「金融イノベーション ビジネス カンファレンス FIBC2016(Financial Innovation Business Conference)」を開催した。



 FIBCは、金融イノベーション企業、ベンチャーキャピタル、金融機関が一堂に会し、日本の金融サービス市場にイノベーションをもたらすために何が必要であるかを、金融イノベーション企業によるデモや有識者による講演を通じて議論していく試みとして始まり、今回で5回目を迎えるという。



 今回のFIBC2016では、プレゼンなど全て英語で行い、FinTech ピッチコンテスト出場者を海外からも公募。キーノートスピーチ、ピッチコンテスト「FinPitch」、ネットワーキング、ブース展示を通じて日本の金融イノベーションを世界へ発信し、更なる活性化に向けて取り組みを共有した。



 今回は、20社超が「FinPitch」に登壇。審査員は、増島 雅和氏(森・濱田松本弁護士事務所 パートナー 弁護士)、高岡 美緒氏(マネックスグループ 執行役員 新事業企画室長 兼 マネックスベンチャーズ 取締役)、磯崎 哲也氏(Femto Growth Capital LLP ゼネラルパートナー/公認会計士)、柴田 誠氏(三菱東京UFJ銀行 デジタルイノベーション推進部 プリンシパルアナリスト)、小川 久範氏(みずほ証券 戦略調査室 ディレクター)が務めた。



 オープニングスピーチ「PAYGATE History」では、ロイヤルゲート 代表取締役CEO 梅村 圭司氏、「Fostering Growth」では、マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所長 瀧 俊雄氏が登壇。



 『Paidy』では、エクスチェンジコーポレーション 代表取締役 ラッセル・カマー氏、『Kyash』では、Kyash 代表取締役 鷹取 真一氏が登壇。



 『Payming』では、ドレミングアジア 代表取締役 桑原 宏充氏、『CaFE and FundlinQ』では、Skwile(UK)CEO & Co-founder 福原 亮氏が登壇。



 『Staple』では、クラウドキャスト 代表取締役 星川 高志氏、『アイムイン』では、SMILABLE 代表取締役 CEO 澁谷 洋介氏が登壇。



 『Shift Payments』では、Shift Financial(USA)Co-Founder & CEO Meg Nakamura氏、『Invesgate「かるFX」』では、Finatext 代表取締役社長 林 良太氏が登壇。



 『Capitalico』では、AlpacaDB CEO 横川 毅氏、『兜予報』では、財産ネット 代表取締役社長 荻野 調氏が登壇。



 『OwnersBook』では、ロードスターキャピタル 代表取締役 岩野 達志氏、『WhatzMoney住宅ローン』では、WhatzMoney CEO & Co-founder 前田 一人氏が登壇。



 『モゲチェック』では、MFS 代表取締役CEO 中山田 明氏、COO 塩澤 崇氏、『PlugAir Secure』では、Beatrobo CEO 浅枝 大志氏が登壇。



 『Eversafe』では、Everspin(KOREA)Global Marketer Dana Choi氏、『SmartSIGN』では、KTB Solution(KOREA)代表取締役 ミン・ヨンチャン氏が登壇。



 『mijin』では、テックビューロ 代表取締役 朝山 貴生氏、『Deals4』では、カレンシーポート 代表取締役 CEO 杉井 靖典氏が登壇。



 『eTRS,Gnosis外2点』では、Consensus Systems(USA)Director for Enterprise Business Technology Development, Strategy and Operations John Lilic氏、『MT LINK』では、マネーツリー 取締役 兼 MT LINK 開発責任者 マーク・マクダッド氏が登壇。



 『Finance and Information Platform for Everyone』では、Agro-Negocio para o Desenvolviment de Mozambique : Nippon Biodiesel Fuel (Mozambique)CEO 合田 真氏、ゲストスピーチ「Introduction of Sony Bank WALLET」では、ソニー銀行 阪井 剛氏が登壇。



 パネルディスカッションでは、IDA Ireland 上席技術顧問 金融業界担当 国際金融サービス部門 キース・フィングルトン氏、ルクセンブルク経済省 貿易投資事務所(東京) エグゼクティブ・ディレクター 松野 百合子氏、エストニア投資庁 エンタープライズ・エストニア 日本支局長 山口 功作氏、英国貿易投資総省   貿易・対英投資部 テクノロジーセクター 業務展開支援・投資促進 ボビー・ディグジット氏 、4名の各国大使館のFinTech専門家が登壇。
電通国際情報サービス(ISID)グローバルビジネス推進本部 グローバル事業開発部 部長 飯田 哲夫氏がモデレーターを務めた。



 キーノートスピーチでは、NewFinance Founder & CEO エディー・ジョージ氏が登壇。Lessons learned from London と題して、政府、産業、メディア、アカデミア、マーケットについて解説。日本におけるFinTechイノベーションについて会場への問いかけを行った。



 いよいよ表彰式へ。三菱地所Fino Lab賞は、『Shift Payments』(Shift Financial)が受賞。



 ソニー銀行イノベーション賞は、『PlugAir』(Beatrobo)が受賞、オーディエンス賞は、『Shift Payments』(Shift Financial)が受賞。



 審査員特別賞は、『ConsenSys』(Consensus Systems)、および『EVERSAFE』(Everspin)が受賞。



 ISID特別賞は、『アイムイン』(SMILABLE)が受賞、そして、FIBC 大賞は、『Capitalico』(AlpacaDB)が受賞。「金融市場へのインパクト」、「経営陣の資質」、「ビジネスモデルの革新性」、「ビジネスの成長性」、「グローバルサービスとなる可能性」の5つの観点で審査員から高い評点を得たという。




 受賞の喜びと共に、登壇者、審査員、スポンサー関係者が集まり、記念撮影へ。終日にわたる英語での取り組みも終わり、達成感が広がった。



 その後、用意された食事や飲み物と共に、登壇者と参加者同士によるネットワーキングが行われ、意見交換や名刺を交わす姿が広がった。



 電通国際情報サービス(ISID)は、2012年2月8日に初めて開催した「FIBC2012」(取材レポート以降、フィンテックが注目される以前より、毎年継続的にフィンテック関連企業とのコレボレーションを続けてきた。今回登壇した住宅ローン借り換えアプリを手掛けるMFS(取材レポート)に出資しているほか、不正ログイン対策サービスを手掛けるCapyとの協業や、生体認証サービスを手掛けるLiquidへ出資しているほか、三菱地所・電通と協業し日本初のFinTech産業拠点「Fino Lab」を大手町エリアに開設(取材レポートしている。

 これからの日本社会を取り巻く環境変化を見据え、2020年のオリンピック・パラリンピック開催、東京金融シティ構想、地方創生、GDP向上など明日の豊かな日本社会の実現に向けて、新産業創造にかかる金融とITを組み込んだビジネスモデル構築にフィンテックの活用は欠かせない。今後の、電通国際情報サービス(ISID)の取り組みに注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )







09:17 | 取材:金融・IT業界向け

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