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2012/02/13

【電通国際情報サービス(ISID)】金融イノベーションに特化した「金融イノベーションビジネスカンファレンス(FIBC2012)」

| by:ウェブ管理者



ISID(電通国際情報サービス)主催「金融イノベーションビジネスカンファレンス(FIBC2012)」取材レポート!


『金融イノベーション企業、ベンチャーキャピタル、そして金融機関を一堂に会し、イノベーションの起こりにくい金融分野において、「刺激の連鎖をし、業界全体を活性化」させていきたい』(ISID金融ソリューション事業部)

 2012年2月8日、ISID(電通国際情報サービス)主催による金融イノベーションに特化した「金融イノベーションビジネスカンファレンス(FIBC2012)」が東京都中央区八重洲にあるベルサール八重洲で開催された。




<プログラム>
 (カンファレンス)
   13:00-13:05 主催者挨拶
   13:05-13:45 キーノートスピーチ
   13:45-15:45 デモンストレーション&プレゼンテーション
   16:00-16:50 パネルディスカッション
   16:50-16:55 閉会
   16:55-17:10 質疑応答(報道各社向け)
 (ネットワーキング)
   17:00-18:35 交流会・プレゼン企業ブース展示・表彰式



 先ず、「起業のファイナンス(ベンチャーにとって一番大切なこと):日本実業出版社」の著者でもある
Femto Startup LLP ゼネラルパートナー/公認会計士 磯崎 哲也氏より基調講演「来るか?日本の金融イノベーション」が行われ、続いてTechCrunch Japan 編集長 西田 隆一氏がモデレータとなり、計8社の金融イノベーション企業の責任者が登壇し、金融サービスのデモンストレーション&プレゼンテーションを各社プレゼン時間(7分間)の中で実施した。
 このプレゼンテーションの様子はUstreamでリアルタイム配信され、会場の参加者だけでなくライブ中継を視聴する参加者からも応援アプリ「SuperMetaShake」(Android対応)による応援シェイクを通じて登壇者にエールを送るなど、全ての参加者一人一人が金融ビジネスのイノベーションに対する想いを一つに情熱と熱意が感じられるとても興味深いカンファレンスとなった。

また、パネルディスカッションでは、ISID金融事業戦略部 シニアコンサルタント 齋木 健次氏がファシリテータとなり、今後の金融サービス活性化に向けた取組みとキーワードとして、パネリストから「スピード」、「情報発信」、「消費者目線」、「人間のパッション(情熱)」などがあげられた。


 【プレゼンテーション①】
株式会社エクスチェンジコーポレーション 取締役副社長 大前 和徳氏
ソーシャルレンディングサービスAQUSH(アクシュ)を運営、リスク管理として分散化と審査力を柱に3年で30億円、貸倒れ率0.37%を実現している。
 【プレゼンテーション②】
SBIホールディングス株式会社 イー・ローン事業部長 浅野 雄一氏
信用力診断サイトmyscoreを運営、会員数5万人、毎月1000人ペースで増加中。クレジットカード申込み等、金融機関からの成功報酬手数料が主な収益。
 【プレゼンテーション③】
株式会社ユーザーローカル 製品企画・開発担当 閑歳 孝子氏
ソーシャル家計簿サービス「Zaim」アプリを提供、ウェブからスマホにシフトし、6万ダウンロード、男女比はほぼ50:50、20~30代の利用者が約6割を占める。
 【プレゼンテーション④】(都合により欠席)
株式会社シェアーズ 取締役COO 松村 宗和氏
FX・CFD投資情報サイト
FXネットを運営。
 【プレゼンテーション⑤】
ソニー株式会社 プロフェッショナル・デバイス&ソリューショングループ PSG FeliCa事業部 プロダクト&サービス部  FLO:Qプロジェクト室 室長 竹下 直孝氏
FLO:Q 企業向けウィジェットをASP提供、電子マネーの明細照会へのプロモーション情報付加、広島銀行と共にPASPY(パスピー)を活用した新サービスを開始予定。
 【プレゼンテーション⑥】(大賞受賞)
株式会社ホットリンク 代表取締役社長 内山 幸樹氏
ブログ分析・口コミ分析ツール『クチコミ@係長』をはじめとした人工知能による未来志向分析予想を金融市場に活用し、資金を集めファンドを運用中。
 【プレゼンテーション⑦】
ミュージックセキュリティーズ株式会社 代表取締役 小松 真実氏
マイクロ投資プラットフォーム「セキュリテ」を運営、ファンから投資を募るファンドを組成、「セキュリテ被災地応援ファンド」など多数立ち上げている。
 【プレゼンテーション⑧】
ライフネット生命保険株式会社 マーケティング部 部長代行 辻 靖氏
インターネットを主な販売チャネルとして生命保険を販売する戦後初の独立系生命保険会社、サーチコストを低減化するなど独自のソーシャル活用に取組んでいる。
 【プレゼンテーション⑨】(第二位入賞)
株式会社ロイヤルゲート 代表取締役 梅村 圭司氏
Android、iOSに対応したスマートフォン決済事業を展開、セキュリティーや継続決済など利便性を高め、生損保の販売員向けを中心にまもなく本格サービス開始予定。


 プレゼンテーション終了後は、隣接するネットワーキング会場において交流会が開催され、プレゼン企業の各ブースには代表者や事業責任者自らが説明にあたったこともあり、多くの参加者が具体的な取組みに向けた意見交換や質問を積極的に行っている姿が印象に残った。
 なお、投票の結果、ホットリンクが提供する株価予測サービス事業が初代大賞を受賞、ロイヤルゲートのスマホ型クレジットカード決済リーダー「PAYGATE」が第二位入賞を果たした。



 コスト削減、制度対応、新商品・新機能、新しい仕組み(イノベーション)、金融ソリューションが果たす役割は様々だが、ベンチャー企業が多くの人に認知され、進化発展していくまでの大前提として、経済的にも存続しかつ支持・支援の輪をスピーディーに拡げていく必要がある。
 実績もブランドも無い厳しい事業立上げスタートアップフェーズにおいて欠かせない、パッション(情熱)、アクション(行動)、キャピタル(資本)を共有できるビジネスパートナーといかにタイムリーに巡り合うことが出来るかどうかが鍵を握る。
 今回の「FIBC2012」の取組みをきっかけに、金融IT業界においても一歩先を行く大手企業が中心となり、パイ(市場)を開拓し育てていくインキュベーターとなり、実効性をもって取組む姿勢を示していくことで、金融サービ業界全体を活性化するための活動の場が広まっていくことに期待したい。

(取材・撮影・記事:藤野宙志  編集・制作:柴田潔)


<参考URL>
◎ZDNet Japan
「金融にこそテクノロジイノベーションを」 飯田哲夫 (電通国際情報サービス)

◎Shares BLOG
Twitterのトレンドを分析すれば株価が予想できる? FIBC 2012で株式会社ホットリンクが大賞を受賞


02:23 | 取材:金融・IT業界向け

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