GW=インタビュアーGoodWay(株式会社グッドウェイ) 


GW:本日はよろしくお願いいたします。


こちらこそ、よろしくお願いします。


GW:それでは早速ですが、FXシステムを開発されたきっかけを教えていただけますか?


1998年に外為法が改正され個人がFX取引をできるようになり、豊商事様、山前商事様向けのシステム案件が最初でした。当時は先行して商品先物向けインターネット取引開発を行っていた実績もあり、1999年頭より開発に着手し、2000年1月に豊商事(e-kawase)向けに第一世代となる外国為替オンライントレードシステム「WebTrader for FX」を稼動させました。


GW:まさにネットを利用したFX取引の黎明期での参入ですね。その後のFXシステム導入について簡単に教えていただけますか?


第一世代では「Microsoft SQL Server」と「Microsoft Internet Information Services (IIS) 」を採用していましたが、その後、「Oracle Database 10g RAC」でアーキテクチャーを再構築、第二世代となる「Forex1」を2007年にインヴァスト証券様向けにリリースしました。その際、商品先物で実績のあったリッチクライアントのFX版の提供を開始しました。


GW:その後、FX市場が急拡大しましたね。


はい、手数料自由化、スプレッド競争などに加え、1,000通貨取引対応もあり、お客様の1社であるヒロセ通商様のトランザクションが何十倍~何百倍にも急増し、大幅なシステム増強が必要となる見通しとなり、将来のビジネスの増大に対して追加投資を抑制しつつも更なる高速化を図るため、インメモリ・データグリッド「Oracle Coherence Cluster」を採用してデータベース構造を抜本的に見直し刷新しました。これにより全口座と全ポジションの値洗い処理がほぼリアルタイムで行えるようになり、大量の取引が集中する雇用統計時でも安定した処理を実現。これが第三世代となる「U-FOREX1」です。


GW:「U-FOREX1」の対応商品は、OTC(店頭)FXだけなのでしょうか?


いいえ、既に2011年1月より岡安商事様に取引所FX取引「くりっく365」向けにサービスを開始しています。また、取引所CFD取引「くりっく株365」向けにも導入準備を進めています。


GW:対応商品のラインナップが拡充しているようですね。取引画面は投資家からはどのように見えるのでしょうか?


コンセプトとしては同じ操作性で統一感を出し、あたかも商品追加されたようなものとなることを目指しています。


GW:それは顧客にとってわかり易く、利便性も高まりますね。一方でパッケージベースということもあり、「U-FOREX1」の導入企業は似た画面イメージとなるのでしょうか?


そこは、基本的に各社のニーズを取り込む姿勢でいます。携帯電話やスマートフォンなど多種多様に広がっていることもあり、導入企業がやりたいことや取り入れたいことをスピーディーに出来るよう、サードベンダー向けのAPIの整備を進めています。当社もiPhoneやAndroidを提供していますが、最近はさらに専門で要望に対して小回りがきくところもいくつか出てきています。もちろん、保守やサポートも重要となるわけですから協調性を持ってうまく連携できるところと組みつつ、将来は一人歩きできるものにしたいと思います。何よりも、導入企業のスピード感に応えるための手を尽くしたい。


GW:なるほど、変化の早い業界の中で導入企業がビジネスを勝ち抜くため、サービスの最前線での要求にスピーディーに応えていくことは重要ですね。
その他の特徴について、いくつか教えていただけますか?


投資家にとっての特徴は、例えばインストールを必要としないリッチクライアント、これは正式にサポートはしていませんがMacでも利用できます。また、指定した画面を個別ウィンドウとして独立表示させて他の作業を行いながら相場をウォッチし売買ができます。
導入企業にとっての特徴は、圧倒的な高速処理に加え、多数のカバー先となる金融機関との接続実績、カバー取引に対するディーリングのアルゴリズムエンジンと
の接続APIを用意していること、そしてシステムを停止せずにダイナミックに設定値の変更がシステムに反映される仕組みやサービスを止めずにノンストップでサーバ追加を行えるなど高いメンテナンス性については是非注目して欲しいと思います。


GW:現在も導入進行中のプロジェクトがいくつかあるとのこと。今後のプレスリリースやサービスの展開に注目しております。
本日は、ありがとうございました。


ありがとうございました。





 
 

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取材、制作 株式会社グッドウェイ
 

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