お知らせ




◎今年で創業41年目、スター為替証券の歴史 
1970年に商品先物取引専門会社として発足、1995年3月に金融先物取引法に基づき大蔵大臣より金融先物取引業者としての許可を受け、翌1996年1月より当時としては業界でも先駆けとなるインターネットでホームページを開設し金融情報の提供サービスを開始。1999年3月より外国為替保証金取引「FXスポットトレード」を開始、同7月に証券業の登録を受け証券業も開始、同12月には福岡証券取引所、翌2000年12月には大阪証券取引所ナスダックジャパン市場(現JASDAQ市場)へ株式を上場した。

 現在は、2005年7月より取扱を開始した取引所為替証拠金取引「くりっく365」で大手の一角に位置し、2007年9月より店頭FX「為替24」の取扱を開始、2010年11月より取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」の取扱を開始。一方、今後は成長分野であるFXに経営資源を集中させるため、2010年3月に証券取引に係る受託業務を終了し2011年3月には福岡支社を閉鎖するなど、経営資源の選択と集中を推し進めている。

◎急ピッチに経営資源の選択と集中を進めている理由
 『米国市場金利や日本の政策などの影響により、外国為替市場の先行きは流動的でその動きはコントロールできるものではない。一方、中核事業である「くりっく365」においては新規参入業者も相次いでおり、競争優位性を確保するためのサービスのレベルアップに先立ち、先ずは支出を抑え経営基盤をより強固なものとするため、証券および商品(発足時の本業)分野からの撤退を決め、FXへ経営資源を集中すべく舵をきることにしました。(とても厳しい決断だった)』

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◎16年前からFXの成長性を確信、今の顧客基盤の軸を形成
 『まだFXが登場する以前の1995年頃、当時の東京金融先物取引所と一緒になり大蔵省に掛け合い通貨先物取引市場のビジネスに奔走するも、そ
の後の大手の銀行や証券といったマーケットメーカーの撤退と共に一時はサービスを縮小。一方でその時の経験を活かし、1998年にはいち早くシンガポールの外国為替店頭市場に目をつけ業界で先駆けて電話と対面による店頭FX取引サービスを開始した。今のスター為替証券の顧客基盤の軸をなす投資家の方々はこの当時に取引を始めて頂いたお客様が数多くいらっしゃいます。』

◎「くりっく365」との出会い、迷い無く翌日の取締役会で一番乗りを決議

 『その後、新たな店頭FX業者の参入が相次ぐ中、福岡本社への出張前日に東京金融取引所の担当者から新たに創設する取引所FX「くりっく365」市場への取引参加者としての検討について話が舞い込みました。その話を耳にした時に迷わず即決、直ちに翌日の福岡本社で開催された取締役会で決議し、当時はまだ先の見えない取引所FX市場の可能性を信じて真っ先に一番最初に参加することを表明しました。』


◎為替が好きなんです、まだまだお客様に提供出来ることは数多くあるはず
 『為替に対しては黎明期の頃より強い想い入れがあります。「くりっく365」では先行開拓者として為替取引に積極的でリテラシーの高
い顧客基盤を形成できたことが当社の強みです。これは、1口座あたりの預かり資産が多いことにも現れています。私はあえて今まだ金融はドメスティック(国内)向けサービスとして捉えています。グローバルにまたがるような新商品の投入や同業他社向け取次ぎサービスおよびディーリングロジックの追求はもう少し先、まだまだ足元で直面するリテールのお客様の目線に立って出来ることは数多くあるはずです。その上で、日経225、FTSE100、DAX、FTSE中国25など取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」の認知向上と発展にも努めていきたいと思います。為替を通じて日本経済全体を活性化と底上げに貢献したいと願っています。』

◎お客様に対応できる規範とモラルを重視 ~長期的な視野でお客様にとって最良のサービスを提供できる会社に~
 『常にお客様目線を忘れずに物ごとを考え、投資家の立場から使い勝手の向上と顧客満足度を追及していきたい。電話口の第一声で離れたお客様は二度と
戻らないということを肝に銘じ、きちんとお客様に対応できる規範とモラルを維持した経営を実践していきたいと常に心がけています。これは電話であろうがインターネットを通じた取引サービスであろうが関係なく、とても大事な企業理念だと考えています。
 今回の「くりっく365」取引サービスのリニューアルにおいてもその理念に沿い、クラウド基盤を活用して増え続ける口座数や注文件
数に即座に対応できる安心感、相場急変時の高負荷アクセスのピーク時でもストレスを感じさせない快適感、そして従来のブラウザ版(PC、携帯)に加え新たなリッチクライアント版の高機能取引ツールを投入することでお客様にとって最良の選択肢を提供することで、長期的な視野でお客様にとって最良のサービスを提供できる会社を目指しています。』


◎インタビューを終えて・・・・・
 落ち着いた口調でとても紳士的にインタビューに応じてくださった佐藤社長。経営基盤をより強固なものとするため厳しい決断を伴うリストラクチャリングを推し進める一方、1998年にはいち早くシンガポールの外国為替店頭市場に目をつけ店頭FX取引サービスを手がけ、取引所FX市場創設時にはその可能性を信じて真っ先に一番最初に参加することを表明するなど、常に前人未到の分野にチャレンジしてきたという強い自負を感じた。
 『常にお客様目線を忘れずに物ごとを考え、・・・(略)・・・。電話口の第一声で離れたお客様は二度と戻らないということを肝に銘じ・・・』という言葉に、サービスに対する全ての想いが濃縮されている。

 (インタビュアー:藤野 宙志)

                                                                                   

 

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