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2012/10/04

【日本証券クリアリング機構】円建て金利スワップ取引清算業務の開始

| by:ウェブ管理者

【日本証券クリアリング機構】円建て金利スワップ取引清算業務の開始について
http://www.jscc.co.jp/news/2012/19/PressRelease20121004_J.pdf


当社は、予て準備を進めておりましたOTC デリバティブ取引の一つである円建て金利スワップ取引の清算業務を平成24 年10 月9 日より開始することを取締役会において決定いたしましたのでお知らせいたします。
円建て金利スワップ取引は、全世界的に見てもドル、ユーロに次ぎ、第3位の取引残高を有しており、OTC デリバティブ取引としてはアジア・太平洋地域では最大の取引規模(※)となっています。今回の業務開始により、当社は、円建て金利スワップの清算を行うアジア・太平洋地域初の清算機関となり、また、業務開始時の参加者数についても、金利スワップ市場の主要プレイヤーである国内外の金融機関21 社(別紙参照)の参加により、金融商品の
OTC デリバティブの清算機関としては域内で最大規模となります。


(※)円建て金利スワップ取引の取引規模は、1日平均6.2 兆円(2010 年4 月)
<参考:その他の商品の取引規模>
現物株式:1.5 兆円、日本国債先物取引2.8 兆円(いずれも2011 年)


OTC デリバティブ取引につきましては、2008 年のリーマンショックを発端とした金融危機を踏まえ、その安全性・透明性の向上が課題とされ、2009 年のG20 ピッツバーグ・サミットにおいては、G20 各国は2012 年末までにOTC デリバティブ取引に係る清算機関の利用義務付けを目指す旨、合意しています。我が国においては、2010 年5 月に金融商品取引法が改正され、本年11 月より、一定の条件を満たすOTC デリバティブ取引について清算機関の利用が義務付けられる予定です。
今回の清算業務の開始はこうしたグローバルな規制の流れに則したものであり、これまで当社が行ってきた取引所取引及びPTS 取引の清算、並びにOTC デリバティブ分野ではCDS取引の清算に加えて、新たに円建て金利スワップ取引の清算が当社に集中されることにより、金融商品取引の利便性・効率性・安全性が一層向上することとなります。
当社と致しましては、我が国金融資本市場の競争力強化に資するべく、引き続き取扱い対象商品の拡大やリスク管理制度の強化等に努めて参りますので、関係各位の御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


18:33 | お知らせ
 

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