Tokyo SOCは、従来から提供している「セキュリティー運用監視サービス」の日本の拠点としての機能に加え、セキュリティー製品の技術検証やデモなどをビジネス・パートナーと実施するセキュリティー・ビジネス・センターの機能も持ちます。さらに、国内のセキュリティー人材の育成を図るため、グローバル規模で培ってきた経験や知見を生かしてセキュリティー人材育成の研修を開発し提供するセキュリティー人材開発センターとしての機能も持ちます。研修の開発においては、情報セキュリティ大学院大学(学長:田中英彦、所在地:神奈川県横浜市)と協業し、産学連携を図ります。
Tokyo SOCは、スペースの拡大や機器の設置などの拡充を図りました。Tokyo SOCにて提供する「セキュリティー運用監視サービス:IBM® Managed Security Services(以下IBM MSS)」は、お客様サイトにあるセキュリティー機器を、Tokyo SOCのセキュリティー専門技術者が世界のIBM SOCやセキュリティー研究機関X-Forceと連携して最新情報を活用しながら、24時間 365日有人監視・運用・管理を行います。今回の拡充にあわせてMSSの機能拡張を行い、一層高度なお客様システムの監視が可能となり、監視対象機器もさらに拡充します。
機能拡張としては、クラウド型インフラ脆弱性診断サービスの提供や、多種多様な機器からの情報を一元管理して総合的に相関分析するセキュリティー・インテリジェンスを実現する「IBM Managed Security Information and Event Management (IBM MSIEM) 」も強化していきます。また、MSSと連携することでエマージェンシー・レスポンス支援サービスもより効果的に利用できます。
IBM MSSの特長の一つとして、IDS/IPS、ファイアウォール、UTM(統合脅威管理)などマルチベンダーのセキュリティー機器への対応があります。今回Tokyo SOCでは、セキュリティー機器を提供するビジネス・パートナーとの協業を強化し、技術検証やデモを行うセキュリティー・ビジネス・センターとしての機能を拡充しました。特にSIEMなど次世代のセキュリティー対策を実装する場合、多様なログソースとSIEM製品との連携など、各エンティティ、コンポーネント同士の連動が重要になります。今回、当セキュリティー・ビジネス・センター機能へ約40社のビジネス・パートナーが賛同しています。 これにより、今後の協業の中で、お客様へ統合された価値を提供していきます。