IBMは本契約の成立によって、半導体の基礎研究と、次世代のクラウド、モバイル、ビッグデータ・アナリティクス、セキュアなトランザクションに最適化されたシステムの開発に一層専念することができます。IBMは、以前に発表したとおり、次世代のコンピューティングを主導するための半導体技術研究に対する5年間にわたる30億ドルの投資を継続します。この投資に伴い、GLOBALFOUNDRIESは、IBMと提携関係にあるニューヨーク州アルバニーのニューヨーク州立大学アルバニー校の研究施設であるColleges of Nanoscale Science and Engineering(CNSE)の研究成果に優先的にアクセスできるようになります。
「今回の契約によって、2009年のGLOBALFOUNDRIESの設立以来長年にわたる両社の提携が拡大し、GLOBALFOUNDRIESの能力に対する信頼によい影響をもたらすでしょう」と、IBMのリサーチ担当シニア・バイス・プレジデント兼ディレクターであるジョン・E・ケリー3世(Dr. John E. Kelly III)は述べています。「今回の買収に伴い、GLOBALFOUNDRIESの大規模な先進技術製造におけるリーダーシップと次世代の半導体技術を実現する取り組みにより、IBMは半導体および材料科学の基礎研究や高価値システムの開発能力と専門知識に専念できるようになります。また、ニューヨーク州とバーモント州による半導体業界の支援におけるリーダーシップと投資には非常に感謝しています。」