野村総合研究所の「Uni-ID RP Express」が、JCB「Oki Dokiポイント」のリアルタイム交換サービスの基盤に採用される
~クレジットカード業界初、Yahoo!ポイントとの即時交換から開始~
http://www.nri.co.jp/news/2011/110713_2.html
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本 正、以下「NRI」)は、株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:川西 孝雄、以下「JCB」)が提供するポイントプログラム「Oki Dokiポイント※1」の新サービスである「即時ポイント移行完了コース※2」の基盤として、「Uni-ID RP Express(ユニアイディー・アールピー・エクスプレス)※3」を提供します。
近年、多くの消費者は、購入する商品の決定や店舗を選択する決め手として、ポイントの付与を重視する傾向にあります。NRIの調査によると、ポイントプログラムは消費者の5割以上の消費行動に影響を与えており※4、消費者と接する事業者にとっての重要なマーケティングツールとして、より魅力的で価値の高いサービスの提供が求められています。
この度NRIが構築支援をし、本日より開始されたJCBの「即時ポイント移行完了コース」は、「使いたいときにすぐに交換し、ショッピングに利用したい」という顧客ニーズに応えたリアルタイムのポイント交換サービスです。リリース時点では、ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 井上 雅博、以下「Yahoo! JAPAN」)が提供する「Yahoo!ポイント※5」との即時交換が実現します。なお、オンライン上で、クレジットカード会社が発行するポイントを他事業者のポイントへ即時に交換できるサービスは業界で初めてのものです。
ポイントの即時交換サービスを実現するためには、本来であればJCB側のシステムにYahoo! JAPANとの接続機能を追加する必要があるため、その前提となるYahoo! JAPAN IDの受け入れや、接続インタフェースの仕様変更などが不可欠です。また、今後の提携企業の拡大等を想定した外部インタフェース接続機能の共通化なども必要です。
今回のシステム構築にあたっては、「Uni-ID RP Express」が提供する「外部ID受入機能」、「ポイント連携機能」を活用することにより、本来考慮しなければならない、提携企業間のシステムインタフェースの違いを吸収・共通化することにより、システム改修の極小化を実現し、構築期間を大幅に短縮しつつ、安全かつスムーズなポイント交換を可能にしました。
NRIは、今後もJCBのさらなるサービス拡充をご支援するとともに、インターネット上のあらゆる利用者にとって、安心・安全で利便なサービスを享受するプラットフォームの構築を目指し、サービスを提供していきます。
※1 Oki Dokiポイント
JCBが自社の会員向けに提供するポイントプログラム。JCBカードの毎月のご利用合計金額1,000円ごとに1ポイントたまり、200ポイントから各種商品に交換できる。お客様のニーズに応じたポイント交換商品のラインナップ拡充の一環として、提携企業とのポイント交換を行うなど、より満足度の高いポイントプログラムの提供を目指している。
※2 即時ポイント移行完了コース
ユーザーが、インターネット上で手続を登録すると同時にポイント交換が完了するサービス。例えば、お客様がYahoo!ショッピングで商品の購入を思い立ったときには、Oki DokiポイントをYahoo!ポイントに即時に交換し、すぐに購入代金に利用することが可能になる。
※3 Uni-ID RP Express
Webサイトに対し、外部のさまざまなサービス事業者のユーザー情報(ID情報)の取得や業務サービスへの接続を容易にする機能を提供するソリューション。各サービス事業者の接続方式の違いを吸収した「共通インタフェース」をWebサイトに提供することにより、シングル・サインオンや新規ユーザー登録の簡素化、ソーシャルメディアとの連携、ポイント交換の実現など、外部事業者のサービスを活用したWebサイトの構築・運用の負担を低減するとともに、将来のサービス拡充を迅速に行なうことが可能となる。
※4 「生活者一万人アンケート調査(金融編)」 訪問留置調査 2010年11月~12月
※5 Yahoo!ポイント
Yahoo! JAPANのさまざまなサービスを利用することでポイントがたまるサービス。
「Uni-ID」は、株式会社野村総合研究所の登録商標です。その他記載されている製品名、サイト名、サービス名は各社の登録商標または商標です。