【金融庁地域金融支援室 / 地域課題解決支援チーム】地方創生応援企画、第15回「霞が関ダイアログONLINE」を開催！

2023/06/07	【金融庁地域金融支援室 / 地域課題解決支援チーム】地方創生応援企画、第15回「霞が関ダイアログONLINE」を開催！	\| by:サイト管理者

　2023年5月24日（水）、金融庁地域金融支援室と地域課題解決支援チームは、第15回目となる地方創生応援企画「霞が関ダイアログ ONLINE」を開催した。

　各省庁の施策担当者と、その施策や地域課題に関心を持つ金融機関・地方公共団体・支援機関・企業・学生等が直接対話する場となる霞が関ダイアログ。今回は内閣府や環境省、経済産業省、農林水産省等の施策担当から、事業者支援や地域活性化に資する施策が紹介され、その内容を踏まえてグループディスカッションで掘り下げた意見交換が行われた。

　笠井泰士さん（金融庁地域課題解決支援チーム）、山根瑠利子さん（金融庁）の進行のもと、堀本善雄さん（金融庁政策立案総括官）の棒読み禁止等の参加ルールの説明も含めた挨拶によりダイアログがスタート。

プレゼン①

「地方創生ＳＤＧｓ金融表彰」

　木下光一さん（内閣府地方創生推進室主査）は、持続可能なまちづくりに向けて、地域における資金の還流と再投資を活性化する自律的好循環の形成を促すため、地方公共団体と地域金融機関等の連携を要件とする「地方創生SDGs 金融表彰」や「地方創生SDGs 登録・認証等制度」について、表彰目的や事例について紹介した。

プレゼン②

「地域のサステナビリティ向上に向けた地域金融のあり方」

　稲村晃希さん（環境省大臣官房環境経済課環境金融推進室室長補佐）は、足もとの脱炭素化に向けた潮流を地域課題と捉え、地域経済の持続可能性を高めるための取引先支援を試みる銀行・信金が現れているなか、同省の「ESG地域金融促進事業」での事例を中心に紹介した。

プレゼン③

「地域の人事部」

　大森裕一さん（経済産業省地域経済産業グループ地域経済活性化戦略室室長補佐）は、経済産業省が推進する地域企業が地方公共団体、金融機関、教育機関、経営支援機関等の関係機関と連携し、将来の経営戦略実現を担う人材等の確保・域内でのキャリアステップの構築等を一体として支援する「地域の人事部」の概要や事例等を共有した。

プレゼン④

「持続可能な食料システムの構築に向けて」

　表谷拓郎さん（農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略G 課長補佐）は、農林水産業を取り巻く環境が変化し、調達から生産、流通、消費に至る「食料システム」全体を持続可能なものにしていくことが重要となっているなか、2021年5月に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」のが目指す姿や新たな法制度に基づく取組状況等を説明した。

告知ピッチ①

「Regional Banking Summit」

　高橋さん（金融庁）は、地域金融をテーマに、地域金融機関や多様なバックグラウンドを持つ登壇者が、地域経済・金融の共通価値の創造に向けた様々なアイデアや方策の創出について事例をまじえて議論する「Regional Banking Summit」および「日経地方創生フォーラム」について紹介した。

告知ピッチ②

「地方拠点強化税制」

　大森裕一さん（内閣府地方創生推進事務局）は、地方における雇用の創出を通じて、地方への新たな人の流れを生み出すことを目的に、特定業務施設を整備（移転・拡充）する際に整備事業の計画について知事の認定を受けた事業者が、課税の特例等受けられる「地方拠点強化税制」の概要を紹介した。

　施策紹介やピッチのほか、2度にわたるグループセッションで質疑応答や意見交換が行われ、最後に笠井さんの挨拶によりダイアログは終了。各府省庁の施策担当者が、自治体や金融機関等の担当者に対して地方創生に資する施策を直接説明し、参加者間の対話を通じて各地域における施策の浸透やネットワーク形成を支援する霞が関ダイアログの今後の活動と展開に期待したい。

（取材、撮影、記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

16:52 | 写真：金融・IT業界向け

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