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2014/09/11

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2014年9月)~『ノムラ個人市場観指数』は 48.4 と前月比 5.4 ポイント上昇

| by:ウェブ管理者
調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 48.4 と前月比 5.4 ポイント上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 48.4 と前回 8 月調査の43.0 から 5.4 ポイント上昇した。内訳をみると、「1,000 円程度上昇」を見込む回答比率が58.1%と過半を占め、前月比でも 3.9%ポイント上昇し、小幅の株価上昇を見込む個人投資家が多かった模様だ。

(2) 「国内政治情勢」の注目度が上昇
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に引き続き一位となったものの、前月比では 3.6%ポイント低下した。一方、「国内政治情勢」は前月比上昇幅が 4.5%ポイントと全体の中で最も大きかった。安倍内閣の改造人事などが注目されたと見られる。

(3) 「医薬品」の注目度が上昇、
「消費」は引き続き最下位今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「資本財・その他」が前月に引き続き一位で、上昇幅も前月比 2.7 ポイントとなった。前月比上昇幅が全業種中最も大きかったのが「医薬品」で、10.0 ポイント上昇した結果 DI は 13.2 となった。一方、「消費」の DI は前月比-9.6 ポイントと全業種中最大の下落幅となり、 前月に引き続き最下位となった。消費増税後の低調な経済指標が影響していると見られる。

(4) 円高ドル安見通しが増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率の合計は 52.3%と前月の 44.5%から 7.8%ポイント上昇した。内訳をみると、「5 円程度」の円高ドル安を見込む選択肢についての回答比率が前月比で+6.7%ポイントと、上昇幅が最大であった。「10 円以上」の円高ドル安を見込む選択肢については前月比で 0.8%ポイント低下し、小幅の円高ドル安を予想する個人投資家が増えた模様だ。

(5) 「オーストラリアドル」の投資魅力が一位に
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「オーストラリアドル」が 22.8 で一位となっ
た。前月比横ばいではあるが、前月一位の日本円が前月比-5.5 ポイントと、全通貨中最大の低下となったことにより順位が上昇した。「ブラジルレアル」の DI は引き続きマイナスではあるものの、前月比では+4.1 ポイントとなり、全通貨中最大の上昇幅であった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20140911/20140911_b.pdf

17:13 | 金融:証券
 

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