金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【金融業界ニュース】 >> 記事詳細

2012/10/16

【日本証券業協会】「未公開株専用コールセンター」通報状況(上半期)

| by:ウェブ管理者

【日本証券業協会】「未公開株通報専用コールセンター」通報状況(4月~9月)
http://www.jsda.or.jp/sonaeru/inv_alerts/alearts01/mikoukai/files/121016_mikoukai.pdf


当センターに寄せられた情報について


① 平成 24 年4月1日から平成24 年9月30 日までに寄せられた通報総件数は2,352件、1日あたり平均通報件数は約19 件。(前年同期:通報総件数2,919 件、1日平均約23 件)


② 勧誘形態は、仲介業者を通じて勧誘するケースが約83 パーセント、未公開会社自身が募集を行うケース(自己募集)によるものが約17 パーセント。


③ 通報者の約 65 パーセントが70 歳以上の高齢者で、60 歳代までを含めると約89パーセントを占める。


④ 商品別の通報件数では、「その他」に分類される通報が最も多く約57 パーセントであり、未公開株、社債に係る通報がそれぞれ約20 パーセントとなっている。
「その他」の内訳をみてみると、かつて通報者が購入した未公開株式等に関する「買取・被害回復」を持ちかけられたという通報が約8割を占めており、そのうちの約半数のケースで「手数料」などの名目で何らかの金銭を要求されている。
「買取・被害回復」に係る通報以外の約2割の部分については、投資事業組合出資証券、リゾート会員権、合同会社の社員権、外国為替取引に係る通報である。


⑤ 被害金額は、4月~9月累計で約23 億6,174 万円。商品別被害金額では、株式に係る金額が約49 パーセントと最も多く、その額は約11 億4,740 万円となっている。
なお、9月の被害金額は、約3億8,476 万円で、8月の被害金額約2億9,825 万円から比べると約30%増加している。
また、9月の1通報あたり(被害金額を聴取している通報に限る)の平均被害金額は約405 万円、1通報における最大の被害金額は約5,050 万円(未公開株の購入)である。


⑥ 勧誘手法からみると、電話だけで被害に遭うケースが約72 パーセントであり、ダイレクトメールと電話の組合せで被害に遭うケースを含めると約97 パーセントとなっている。


⑦ 勧誘経緯からみると、既に未公開株等を保有している投資家(一度被害にあった投資家も含む)に買い取りや被害回復を持ちかける『二次被害』に係るケースが非常に多い。
中には、金融庁・証券取引等監視委員会等の公的機関や弁護士・会計士をかたり投資家を安心させた上で、手数料や他の有価証券の購入を求めるケースが見受けられる。


⑧ 証券会社との取引がある方からの通報件数(9月)は399 件中212 件(約53 パーセント)であり、そのうち、被害金額を聴取している通報件数は212 件中40 件(約19 パーセント)、被害金額は約3億8,476 万円中約1億6,879 万円(約44 パーセント)である。商品別の被害金額では、未公開株が約7,539 万円、社債が約4,400万円、ファンドが約30 万円、その他が約4,910 万円である。


18:01 | 決算&開示データ
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.