この協業により、国内においても、ビッグデータ・アナリティクスに対応する、「SAS LASR Analytic Server」、「SAS Visual Analytics」、「SAS High Performance Analytics Server」、「SAS Data Loader for Hadoop」を含むSASのハイパフォーマンス・アナリティクス製品がMapR上で利用可能となります。この統合ソリューションは、SASの機械学習やビジュアライゼーション製品を、コスト効果に優れる分析基盤であるMapRのHadoopプラットフォーム上で活用することにより、企業が抱える業務課題を解決し、ビジネス機会を最大化します。お客様はSANやNASといった専用ストレージに依存することなく、MapRをソフトウェア・デファインド・ストレージとして利用できるため、ビッグデータ用のストレージ基盤をコスト効率良く拡張することが可能となります。同様に、より多くのデータ量や多構造化データを含むより多くのデータ種をパフォーマンスとコスト効果高く分析したいというITニーズに応えることができます。
このSAS on MapRの統合ソリューションは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)、日本ヒューレット・パッカード株式会社の両社共通のパートナーからも購入やシステムインテグレーションといったサービスの提供が可能で、さらに両社で新規パートナーを開拓、育成していきます。 CTCでは、同社総合検証センター(TSC)内に設置されている「Big Data Processing Lab(BPL)」にて検証が済んでおり、例えばApache Hadoopと比較して、MapRは30%から40%のデータロードの高速化やパフォーマンスや動作がスパイクすることなく安定稼働することが確認できています。
同社は、MapRとSASの共通パートナーとして、SAS on MapRの各ソリューションを推進しており、その一環として同ラボに常設のデモ環境やPoC環境を設置しました。ビッグデータやアナリティクスをご検討しているお客様は、このラボでアウトプットの確認やパフォーマンスのベンチマーク等ができ、システム導入の際に懸念となる点を確認、払拭することができます。 日本ヒューレット・パッカードでは、同社の「HP Executive Briefing Center (EBC) Japan」において、IoTデータの可視化・分析など、SAS on MapR稼働環境を体感いただくことができます。