この日の記者説明会には、林 徹氏(NTTデータ 第二金融事業本部 第二バンキング事業部長)、松原 久善氏(NTTデータ 第二金融事業本部 第二バンキング事業部 戦略企画担当 部長)、花谷 昌弘氏(NTTデータ 金融事業推進部 オープンイノベーション事業創発室 部長)が出席。司会は、近藤 武氏(NTTデータ 広報部 課長代理)が務めた。
冒頭の挨拶では、林 徹氏が登壇。参加した記者や運営関係者へのお礼の言葉と共に、このLab拠点から地方銀行とベンチャーとが一緒になり新しいビジネスを創発し、オープンイノベーションの取り組み加速していきたいと抱負を語った。
続いて、「BeSTA FinTech Lab オフィスオープンについて」と題して、松原 久善氏より解説。立ち上げの背景やこれまでの活動、Labの概要や連携先、地方銀行向けサービス、今後の予定などについて説明が行われた。
続いて、「BeSTA FinTech Lab オープニングセレモニー ~アイデアが生まれる仕組み~」では、花谷 昌弘氏より、イノベーションを起こすための条件やNTTデータのイノベーションプログラム、Labの特徴について説明が行われた。
デモンストレーションは、花谷氏と共に、実際にファシリテーションを行った角谷 恭一氏(NTTデータ オープンイノベーション事業創発室 課長)より、実演を交えながら、ビジョン共有/課題発見、アイデア発散・収束からブラッシュアップまでの一連の取り組みプロセスの流れについて詳しく解説された。
最後に記者との質疑応答が行われた。「BeSTA FinTech Lab」は、情報発信、ビジネスアイデア創発、プロジェクト推進を通じてビジネスモデル構築・仮説検証まで終えたビジネスアイデアを参加銀行に提示し、賛同した銀行で共同実験を実施するプログラムを定期開催するなど新規サービスの創発を強力に推進。ロゴデザインには「白紙に線を引くように新しいものを生み出す」、「異なるものを繋ぐ」という思想が込められており、集まる人々の調和や協調を表しているという。
なお、体制強化の一環として、特定領域の知見を有する運営パートナー企業、先進技術やユニークなサービスを持ち、かつ「BeSTA FinTech Lab」の活動に賛同するコラボレーターが登録されている。
【運営パートナー企業(8社)】(NTTデータ経営研究所、コクヨ、Startupbootcamp、一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)、テックファーム、ナレッジ・アソシエイツ・ジャパン、HackCamp、ビザスク)、
【コラボレーター(23社)】(アイリッジ、CAMI&Co.、Voyagin、イナゴ、Good Moneyger、maneo、インタラクティブソリューションズ、マークロジック、ブイキューブ、ソウ・エクスペリエンス、マネーフォワード、unerry、ドレミング、livepass、AFG、日商エレクトロニクス、リープマインド、Automagi、バンクガード、レッドハット、カラフル・ボード、freee、ローンディール)
また、記者説明会に続き、この日の夕方には、「BeSTA」を利用する地方銀行、運営パートナー企業、コラボレーターなど関係者を招いたオープニングセレモニーが行われた。
主催者挨拶は、藤原 遠氏(NTTデータ 取締役常務執行役員)。参加者へのお礼の言葉と共に、Labの営みの中で「三つのつなぐ」を実現したいとし、銀行とベンチャーをつなぐ、銀行と地域をつなぐ、そして、未来と今をつなぐ、への想いを披露した。
来賓祝辞は、向井ちほみ氏(金融庁 総務企画局信用制度参事官室 企画調整官)、伊藤 滋氏(エコッツェリア協会 理事長)。
講演「BeSTA FinTechオープニングイベントに寄せて」では、岩下 直行氏(京都大学 公共政策大学院 教授)より、FinTech、仮想通貨、ブロックチェーンの最新動向について詳しく解説。
松原 久善氏(NTTデータ 第二金融事業本部 第二バンキング事業部 戦略企画担当 部長)より「BeSTA FinTech Labの紹介」が行われた。
鏡割りは、藤原 遠氏、伊藤 滋氏に加え、床本 敬三氏(京都銀行 常務執行役員)、端羽 英子氏(ピザスク 代表取締役CEO)、鈴木 正範氏(NTTデータ 執行役員 第二金融事業本部長)の5名で行われた。
乾杯の挨拶は、鈴木 正範氏(NTTデータ 執行役員 第二金融事業本部長)。「BeSTA FinTech Lab」を毎日会いたい人に会える場所とし、日本の銀行とFinTech企業がオープンイノベーションの活動を決定づけるLabにしたいと抱負を語った。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )