1.背景 デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が広く認識されるようになり、データ活用に取り組む企業が増えています。しかし実際には、思うようにデータを活用できている企業は一握りというのが現状です。その大きな要因のひとつとして、事業/組織ごとにシステムや業務が縦割りで、データも分断されているシステムの「サイロ化」が挙げられます。これにより、データの収集や加工に多大な時間を要してタイムリーな分析ができない、データの鮮度が低下するといった状況が生じています。この課題を解消するため、SCSK はクラウドネイティブですべてのプラットフォームに対応したインフォマティカ・ジャパン株式会社(以下 インフォマティカ)のデータ管理ソリューションと高い安定性とスケーラビリティを確保する Google Cloud を組み合わせたデータ統合プラットフォームの提供を開始します。
2.「Add-Value for Insight」の概要 「Add-Value for Insight」は、SAP S/4HANA を中心とする基幹システム「SoR(Systems of Record)」と、CRM などの顧客接点を担うシステム「SoE(Systems of Engagement)」のデータをシームレスに連携・統合して、「インサイト(洞察)」を得るための分析活動を支援するデータ活用基盤「SoI(Systems of Insight)」です。 さまざまな形式のデータを収集・抽出・変換・格納し、それらのデータをカタログ化します。社内に散在するすべてのデータを一元管理することで、データのサイロ化を解消し、データの収集と加工に要する時間を短縮し、全社横断的にどこからでも容易にほしいデータを発見し、分析・活用することが可能となります。