金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【金融業界ニュース】 >> 記事詳細

2012/07/13

【日本銀行】【記者会見】白川総裁 要旨

| by:ウェブ管理者

【記者会見】白川総裁 要旨
http://www.boj.or.jp/announcements/press/kaiken_2012/kk1207a.pdf


(問) 本日の決定会合の結果について、短観の評価、展望レポートの中間評価も含めてポイントをお聞かせ下さい。


(答) 本日の決定会合では、「無担保コールレート・オーバーナイト物を、0~0.1%程度で推移するよう促す。」というこれまでの金融市場調節方針を維持することを全員一致で決定しました。


こうした決定の背景となる経済・物価情勢について、ご説明します。まず、海外経済をみると、NIEsやASEAN経済では、国内需要が堅調に推移しているほか、米国経済も、雇用者数の伸びがこの数か月間鈍化しているとはいえ、ガソリン価格の下落などを背景に個人消費が底堅い動きをみせ、住宅市場にも持ち直しの兆しがみられます。このように海外経済は、緩やかながら改善の動きもみられていますが、他方で欧州経済は停滞し、中国経済も減速した状態がやや長引くもとで、グローバルに企業マインドがやや慎重化しているなど、全体としてなお減速した状態から脱していません。


ただ、こうした中にあっても、わが国の景気は、復興関連需要などから国内需要が堅調に推移していることから、「緩やかに持ち直しつつある」と判断しています。国内需要面では、まず公共投資が増加を続けています。また、設備投資は、企業収益が改善するもとで、緩やかな増加基調にあります。個人消費は、消費者マインドの改善傾向に加え、自動車に対する需要刺激策の効果もあって、緩やかな増加を続けているほか、住宅投資も持ち直し傾向にあります。この間、輸出についても、足許では持ち直しの動きがみられています。以上の内外需要を反映して、生産は、振れを伴いながら、緩やかに持ち直しつつあります。


先日公表した6月短観の結果をみると、企業の業況感は、復興関連需要や堅調な個人消費の動向を反映して、内需関連業種を中心に緩やかに改善していることが確認されました。2012年度の事業計画についても、売上・収益が改善するもとで、全産業全規模の設備投資計画(ソフトウェアを含み、土地投資を除くベース)は、前年比+6.7%と、例年のこの時期の計画に比べて高めの伸びとなっています。


続き
http://www.boj.or.jp/research/brp/ron_2012/ron120713a.htm/


18:09 | お知らせ
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.