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2015/07/06

【QUICK】1ヵ月後の日経平均予想2万500円 前回調査からやや上方シフト

| by:ウェブ管理者
QUICK月次調査は、株式・債券・外国為替の各市場関係者に、プロならではの相場見通しや注目材料、投資スタンスなどを毎月アンケート調査しています。株式は機関投資家が注目するセクター、債券ではデュレーション(平均残存期間)を調査し、外為は主要通貨に対する円相場見通しなどを毎月設問することで、「強気」「弱気」などのセンチメントの変化を知ることができます。マーケット参加者の関心の高いタイムリーな話題についても調査し、市場の注目点を幅広く探っています。

QUICK月次調査<株式>結果(7月)
1ヵ月後の日経平均予想2万500円 前回調査からやや上方シフト

 回答者の1カ月後の日経平均株価予想は、単純平均で2万500円と、前回調査の確報(2万432円)からやや上方へシフトした。最も注目している株価変動要因では、「海外株式・債券市場」の上昇が目立つ一方で、「為替動向」が低下した。株式相場への影響を表した変動要因の指数(50を超えると上昇要因、50を下回ると下落要因)は、「為替動向」や「内部要因・市場心理」が低下した。最も注目している投資主体では、「外国人」が低下し、「企業年金・公的資金」が上昇した。株式相場への影響を表した主体別の指数(50を超えると上昇インパクト、50を下回ると下落インパクト)は、「外国人」が低下する一方で、「個人」や「事業法人」が上昇した。現在の株式ウエートは、選択肢の回答で「かなりアンダーウエート」が低下し、「ややオーバーウエート」が前回調査に引き続き上昇した。指数は前月に比べて上昇した。株式の組み入れ比率に対する当面のスタンスでは、「やや引き上げる」の上昇が目立った。指数は前回よりも上昇した。セクター別投資スタンスでは、「オーバーウエート-アンダーウエート」で見て、「建設・不動産」がプラスに転じた。また、「医薬・食品」と「公益」のマイナス幅が縮小する一方で、「鉄鋼・機械」や「自動車」のプラス幅が縮小した。
インデックス型運用の拡大は株式市場での流動性が「高まる」との回答が5割超える

 スマートベータを含むインデックス型運用資産が拡大している主な原因や株式市場に与える影響などを聞いた。世界の株式市場でETFなどインデックス型運用(スマートベータ含む)の資産が拡大しているが、この主な原因は何か聞いたところ、「インデックス型運用の低コスト」との回答が34%と最も多く、次に「インデックス型運用商品の多様化」が29%、「アクティブ運用のパフォーマンス不振」が22%と続いた。公的年金などではスマートベータを積極的に採用しているが、そのファンドのパフォーマンスはどうなると予想するかとの問いでは、最も多かった回答は「市場平均並み」(43%)で、次に「市場平均を上回るが過去のデータほどではない」(39%)、「市場平均を下回る」(11%)が続いた。このようなインデックス型運用の拡大は株式市場での流動性、価格形成、コーポレートガバナンスにどのような影響を与えるか聞くと、流動性では「高まる」との回答が53%と最も多く占め、次に「影響なし」が32%、「低下する」が15%と続いた。価格形成では最も多かった回答が「企業価値を反映しにくくなる」(47%)で、次に「影響なし」(34%)、「企業価値をより反映する」(19%)と続いた。コーポレートガバナンスについては「影響なし」との回答が64%と最も多く、次に「改善する」が22%、「悪化する」が14%と続いた。

【調査期間】2015年6月30日~7月2日


原文はこちら
http://corporate.quick.co.jp/original/qss/stock.html

18:15 | 金融:証券
 

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