このような環境下、当社グループは、成長戦略を一段と強力に進めております。具体的には、第1四半期連結会計期間末において、世界各国でモバイルメッセージング及びVoIPサービスを展開するVIBER MEDIA LTD.(以下「Viber社」)を買収し、完全子会社化しました。 Viber社が持つ幅広い顧客基盤は、当社グループのデジタル戦略を補完するとともに、インターネットサービス、インターネット金融サービスをグローバルに展開するためのプラットフォームを、より強固なものにすると考えております。また、米国最大級の会員制オンライン・キャッシュバック・サイトを展開するEbates Inc.(以下「Ebates社」)の買収を当第3四半期連結会計期間において決定し、平成26年10月に完全子会社化しました。 Ebates社が有する小売店のEC事業を牽引する強固なプラットフォームと、当社グループの事業資産及びテクノロジーを統合することで、当社グループは、世界でも独創的かつ革新的なECプラットフォームを構築できるものと考えております。
この他、インターネットサービスにおいては、スマートデバイス(スマートフォン及びタブレット端末)向けのサービス強化、『楽天スーパーSALE』に代表される大型セールイベントの実施を中心に、B to B to Cマーケットプレイス『楽天市場』型のビジネスモデルを世界各国において推進し、また、インターネット金融においては、『楽天カード』の会員基盤が一層拡大する等、「楽天経済圏」の拡大・成長が順調に継続しております。 この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上収益は424,216百万円(前年同期比14.7%増)となり、営業利益は、戦略的な先行投資や株式市況の減速があったものの、73,116百万円(前年同期比3.0%増)と堅調に増加しました。四半期利益(親会社の所有者帰属)は42,323百万円(前年同期比16.5%増)となりました。