(2010/01/07)
代表取締役の異動に関するお知らせ
http://www.gaitame.com/img/pdf/110107.pdf

前代表取締役社長である大畑敏久氏の退任に伴い、平成２２年１２月２９日開催の臨時株主総
会にて新たに取締役に選任された小杉昭徳氏（前監査役）が、同日付で代表取締役社長に選任さ
れましたので、お知らせいたします。なお大畑氏は、同日付で当社特別顧問に就任しております。

１. 異動の理由
前代表取締役社長である大畑氏の退任、および特別顧問への就任のため。

２. 新任代表取締役の氏名および略歴
小杉 昭徳（こすぎ・あきのり）
昭和３６年（１９６１年）２月２０日生（満４９歳）
昭和５８年（１９８３年）３月 慶應義塾大学商学部卒業
昭和５８年（１９８３年）４月 株式会社東海銀行（現・株式会社三菱東京ＵＦＪ銀行）入行
平成１７年（２００５年）３月 株式会社メイタン・トラディション代表取締役専務（現任）
平成２２年（２０１０年）６月 当社監査役

３. 異動年月日
平成２２年１２月２９日

４. 新任代表取締役のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
昨年末、大畑敏久前社長の後任として弊社「外為どっとコム」代表取締役社長に就任いた
しました、小杉昭徳でございます。これまでは監査役として弊社運営に携わってまいりました
が、今後は新たに代表者の立場として、弊社の経営の根幹を担ってまいります。

大畑前社長は２００２年の会社設立時から約９年の長きに渡って、弊社の代表取締役を務
められました。設立当初わずか６００口座、預かり資産７億円あまりと本業界でも平均以下の
水準にあった弊社を、本邦におけるＦＸの普及を先導するかのごとく急発展の軌道に乗せ、
現在では口座数・預かり資産とも６年連続で本業界Ｎｏ．１※となるまでに導いた経営者であり
ます。そうした大任を引き継ぐことは身に余る光栄であるとともに、身の引き締まる思いでは
ありますが、これまで得た知識と経験とを動員し、その名に恥じぬよう粉骨砕身の一心で任務
を全うする所存です。

皆様もご承知のように弊社では、昨年夏から秋にかけてシステム障害を頻発したことから、
同年９月には業務改善命令および業務停止命令を受け、翌月１ヵ月間を通じ一部ＦＸ取引業
務を停止いたしました。またシステム障害の抜本的解決策として、弊社ＦＸサービスのうち『Ｆ
Ｘステージ』の提供を、本年３月をめどに終了させていただく旨を決定しております。これら一
連のできごとが社会の皆様へ与えた影響、とりわけ弊社ＦＸサービスをご利用のお客様方へ
おかけしたご迷惑の数々は甚大なものであり、私どもが今後の活動において片時も忘れるこ
となく肝に銘じるべき事項であると認識しております。

弊社では業務停止明けの昨年１１月１日を「新生・外為どっとコム」第二の創業日と位置づ
け、信頼回復を至上課題にできうる限りの作業に専念しておりますが、本年はいよいよその
真価が問われる一年になるものと存じております。皆様からの信頼に値する金融サービス企
業として弊社に強く求められることは、まずは新体制を象徴する厳格なシステムリスク管理態
勢下での取引システムの安定運用であり、そしてお客様のニーズに即したＦＸサービスのさら
なる機能向上の実現でございます。その一環として弊社では、先般リリースした「スピード注
文」のほか新ツールの開発を並行して進めており、いくつかのものは近日中に皆様のお目に
かかれることと存じます。また、本年最初の課題である『ＦＸステージ』ポジション・ご資金の
『外貨ネクスト』口座への移動機能につきましても、まもなく提供できる見通しです。

いったん失墜した信頼の回復は、極めて険しい道程であり、近道も迂回路もありません。い
ま私どもにできることは、一人でも多くの投資家の皆様より高い評価を頂戴できるようなＦＸサ
ービスの提供を通じ、ひたすら実績を積み上げてゆくことです。それは弊社が創業以来歩み
続けてきた道であって、再び立ち返ることは決して難しくはないと私は考えております。まずは
私ども全役職員が一丸となって課題に立ち向かい、乗り越えることで「新生・外為どっとコム」
の新しい歴史を築いてゆけるよう、全力を尽くしてまいります。

本年も、なにとぞ変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

※ 外国為替保証金（証拠金）取引業界における「口座数」「預かり資産」の２部門。
期間２０１０年３月までの６年間。
参考資料：（株）矢野経済研究所『２０１０年版 ＦＸ（外国為替証拠金取引）市場の動向と展望』