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2020/01/31

【日本IBM】IBM、量子コンピューティングの実用化に向けさらに前進 100を超える組織と連携

| by:ウェブ管理者
■アンセム、デルタ航空、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ、ウッドサイド・エナジー、ロスアラモス国立研究所、スタンフォード大学、ジョージア工科大学、および複数のスタートアップがグローバル量子エコシステムに新たに参画

■企業、学術機関、スタートアップ、公的機関、研究機関によるIBM Q Networkのグローバル・コミュニティーが拡大、量子コンピューティングの発展を目指す

IBM(NYSE:IBM)は本日CESにおいて、IBM Q Networkが拡大し、参加組織が100を超えたことを発表しました。その業界も、航空、自動車、銀行・金融、エネルギー、保険、素材、エレクトロニクスと多岐にわたります。今回新たに量子コンピューティングの実用的用途の探求を始める組織には、アンセム、デルタ航空、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ、ウッドサイド・エナジーなどが名を連ねています。

IBM Q Networkにはこうした各業界を代表する企業のほかにも、学術機関や公的研究機関、スタートアップが多数参加。その中には、ジョージア工科大学、スタンフォード大学、ロスアラモス国立研究所、AIQTech、Beit、クオンタム・マシンズ、Tradeteq、チューリッヒ・インスツルメンツなども含まれます。

参加組織では、20万人以上のユーザーがIBM Cloudを通してIBMの量子システムや量子シミュレーターに接続し、これまでにも数千億回に上る実験を行ってきました。その結果、第三者団体による量子コンピューティングの実用的用途に関する研究論文が200本以上発表されています。

またIBMは最近、初のIBM Q System One商用汎用量子コンピューター2台を米国外に設置する計画も発表しました。設置先はそれぞれ、欧州最大の応用研究機関であるドイツのフラウンホーファー研究機構と、東京大学です。どちらも、量子コンピューティング・コミュニティーを拡大するとともに、新たな経済的機会を生み出すことを目的として、大学、産業界、公的研究機関が参加する、国をあげた研究の前進と教育体制の実現を目指すものです。

ネットワークに参加するこれらの組織には、IBMが有する量子技術に関する専門知識と開発リソースや、オープン・ソースのQiskitソフトウェアと開発ツールへのアクセス、さらにはIBM量子コンピュテーション・センターへのクラウド・ベースのアクセスが提供されます。現在同センターでは、ビジネスや科学における実用的用途の探求を目的とする商用の最先端量子コンピューターが、業界最多となる15台(うち、53量子ビット・システムが1台)稼働しています。


原文はこちら
https://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/55784.wss

15:12 | IT:一般
 

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