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2015/09/17

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2015年9月)~「国際情勢」の注目度が 10 年 1 月以降の最高水準に上昇

| by:ウェブ管理者
調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 50.0 と前月比 11.2 ポイント上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 50.0 と前回 8 月調査の38.8 から 11.2 ポイント上昇した。調査時の日経平均株価(15 年 9 月 7 日終値)は 17,860.47円と前回調査時(15 年 8 月 3 日終値: 20,548.11 円)を 2,687.64 円下回っており、株価が今後反発すると見込む回答者が増加した。

(2) 「国際情勢」の注目度が 10 年 1 月以降の最高水準に上昇
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に続き一位となった。回答比率は 75.6%と現在の質問形式となった 10 年 1 月以降で最も高い水準となった。一方、「国内政治情勢」と「国内企業業績」、「為替動向」、「国内金利動向」の回答比率はそれぞれ前月比低下した。

(3) 「医薬品」の注目度が第一位、「消費」と「素材」の注目度が低下
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「医薬品」が前月に続き一位となった。「医薬品」の DI は 11.7 と前月比 3.5 ポイント上昇した。「通信」の DI は 0.7 と前月比 2.7 ポイント上昇、15 年 2 月調査以来のプラスに転じた。一方、「素材」の DI は前月比 3.5 ポイント低下、「消費」の DI も同 3.3 ポイント低下した。「自動車」の DI は-0.1 と前月比 1.2 ポイント低下し、12 年 12 月調査以来のマイナスに転じた。

(4) 円高ドル安見通しと円安ドル高見通しの回答比率がほぼ均衡
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高を見込む回答比率の合計は 49.6%と前月の 38.0%から 11.6%ポイント上昇した。内訳をみると、「5 円程度」の円安ドル高を見込む選択肢についての回答比率が前月比で 8.9%ポイント上昇したほか、「10円程度円安ドル高」の回答比率も同 2.6%ポイント上昇した。一方、「5 円程度円高ドル安」の回答比率は前月比 14.4%ポイント低下した。

(5) 「日本円」の投資魅力が上昇、「中国元」は前月に引き続き低下
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「アメリカドル」が 33.2 で引き続き一位となったものの、前月比は 2.6 ポイント低下した。前月からの上昇幅が最も大きかった通貨は「日本円」で、前月比 7.2 ポイント上昇した。一方、「中国元」は同 12.2 ポイント低下し、2 カ月連続で 10 ポイント超の低下幅となった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20150917/20150917.pdf

18:17 | 金融:証券
 

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