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2021/06/28

【シンプレクス 】シンプレクス、SBI生命の「保険数理システム」を構築

| by:ウェブ管理者
豊富な知見に基づく再構築アプローチにより、約6ヶ月での短期間導入を実現/膨大な契約統計データの計算処理能力が、現行システム比で70倍以上に向上

シンプレクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子英樹、以下:シンプレクス)は、SBI生命保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小野尚、以下:SBI生命)の新たな保険数理システムを構築し、2021年6月1日より稼働を開始しました。

本システムは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するSBI生命の新しい保険数理システムにおいて、「責任準備金計算」、「予定事業費枠計算」等の計算処理能力の向上を通じて数理業務の効率化を支援するものです。
■「保険数理システム」刷新プロジェクトの特長
シンプレクスはこれまで、膨大かつ複雑なリスク計算が求められる銀行・証券業務の「ミドルオフィス領域」において、数多くのプロジェクトを手掛けてきました。本プロジェクトでは、当該領域で長年培ってきた豊富な知見を活用することにより、円滑な保険数理システムの刷新を実現しました。主な特長は以下の通りです。

(1) 豊富な知見に基づく再構築アプローチにより、約6ヶ月での短期間導入を実現
シンプレクスは本プロジェクトにおいて、わずか約6ヶ月での短期間導入を実現しました。具体的には、既存プログラム資産をJavaプログラムへコンバージョン(変換)する際、ツールを利用するのはもちろん、早期段階から新プログラムの実行・検証環境を立ち上げ、処理実行からアウトプットデータの突合せまでを自動化することで、構築期間の短縮を図りました。さらに、数値検証においても、SBI生命の経営数理部ユーザーとシンプレクスの数理担当者が相互連携することにより、効率的なロジックの機能改善を実施しました。

(2) 膨大な契約統計データの計算処理能力が、現行システム比で70倍以上に向上
今回の刷新では、(1)保有契約データに対する「責任準備金計算」、(2)保険料収入データに対する「予定事業費枠計算」等について、保険数理システムのパフォーマンス改善が求められていました。

シンプレクスでは、システム刷新プロジェクトに求められるSQLの見直しなどの各種チューニングはもちろんのこと、利用頻度の高いテーブルのオンメモリ化や、データフローの整流化に取り組むことにより、クリティカルなボトルネックを解消しました。特に、膨大な保有契約データに対する「責任準備金計算」の処理能力については、現行システム比で70倍以上まで向上しました。

さらに、今後の契約数増加を見越したスケーラブルな基盤での構築も果たすとともに、計算ジョブを統廃合することによりレジリエンスなシステムとしても再構成しました。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000010499.html

15:10 | IT:一般
 

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