【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ（2015年4月）～魅力的な業種では「自動車」の注目度が一位、「金融」の注目度が下落 - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2015/04/16	【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ（2015年4月）～魅力的な業種では「自動車」の注目度が一位、「金融」の注目度が下落	\| by:ウェブ管理者

1. 調査の要約

(1)『ノムラ個人市場観指数』は 45.4 と前月比 1.8 ポイント下落

3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比
率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 45.4 と前回 3 月調査の
47.2 から 1.8 ポイント下落した。調査時の日経平均株価(15 年 4 月 6 日終値)は 19,397.98
円と前回調査時(15 年 3 月 2 日終値: 18,826.88 円)を 571.10 円上回ったが、今後株価が上
昇すると予想する回答者が減った。

(2)「国内政治情勢」の注目度が上昇

今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国
際情勢」の注目度が前月に続き一位となったが、前月比で 2.2％ポイント下落した。一方、
「国内政治情勢」は前月比上昇幅が 3.9％ポイントと全体の中で最も大きかった。15 年 4
月に統一地方選挙が実施されることが影響した可能性がある。

(3)「自動車」の注目度が一位、「金融」の注目度が下落

今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回
答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、前月に続き
「自動車」が一位となった。既往の円安ドル高と堅調な米国新車販売が魅力的であったと
見られる。前月比上昇幅が最も大きかったのは「医薬品」で、2.7 ポイント上昇した。一方、
前月比下落幅が最も大きかったのは「金融」で、3.5 ポイント下落した。

(4) 円高ドル安見通しが僅かながら増加

3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率の合計
は 54.9％と前月の 54.8％から 0.1％ポイント上昇した。内訳をみると、「10 円程度」の円
高ドル安を見込む選択肢についての回答比率が前月比で＋0.7％ポイントと、上昇幅が最大
であった。一方、「10 円以上円高ドル安」と「5 円程度円高ドル安」はそれぞれ同 0.1％ポ
イントと同 0.5％ポイントの下落となった。「10 円程度円安ドル高」は前月比－0.6％ポイ
ントと低下した。全体として円高ドル安を予想する個人投資家が僅かながら増えた。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力が低下、「ユーロ」が上昇

今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答
比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「ア
メリカドル」が 32.2 で引き続き一位となったが、前月比で 7.0 ポイント下落し、前月比下
落幅が最も大きかった。「ブラジルレアル」は、前月比 4.0 ポイント下落し、順位を一つ
落とした。一方、「ユーロ」は同 5.4 ポイント上昇し、全通貨中で最大の上昇幅を記録し
た。

(6) 金融商品では「国内株式」の注目度が引き続き一位

各金融商品に対する考え方について、「新しく保有したい、あるいは保有金額を増やし
たい金融商品」との回答比率から「保有をやめたい、あるいは保有金額を減らしたい金融
商品」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「国内株式」の DI が前月に引き続き一位
となったが、前月比で 0.5 ポイント下落した。

(7) 物価は 1 年後において上昇との見方が大勢

日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から 1 年後にはどのように変化する
と思うかをたずねたところ、「上がる」と見込む回答比率が 62.3％と前月の 62.3％から変
わらなかった。一方、「下がる」と見込む回答比率は 13.9％と前月の 12.7％から 1.2％ポ
イント上昇した。「変わらない」との回答比率は前月比 1.2％ポイント下落した。

原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20150416/20150416.pdf

17:12 | 金融：証券

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