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2013/05/22

【大証】システム障害発生に関する原因及び再発防止策等について

| by:ウェブ管理者

【大証】システム障害発生に関する原因及び再発防止策等について
http://www.ose.or.jp/f/news/26988/wysiwyg/news23713_01.pdf


本年3月4日のJ-GATE(デリバティブ売買システム)の障害により,投資者及び関係者の皆様に多大な御迷惑をお掛けしましたことを改めて深くお詫び申し上げます。
今回の障害発生に関し,障害の原因,対応状況等につきましてとりまとめましたので御報告します。


1 経緯
平成25年3月4日,日経225オプション取引において,午前10時19分に成立した約定を最後に,新規に注文が受け付けられなくなるという事象が発生しました。また,複数の取引参加者でJ-GATEへの接続の切断が発生し,その後も接続しにくい状態が継続されました。これらのことから,午前10時20分に日経225オプション取引の取引を停止しました。
また,多くの取引参加者において日経225先物取引及び日経225mini等先物取引についても発注等ができない状況が確認されたことから,取引の継続を行うことが困難と判断し,午前10時51分以降,先物取引の取引も停止しました。
その後,原因箇所がJ-GATEの日経225オプション取引の注文受付・約定処理を行うプロセスにあることが判明したことから,当該プロセスの再起動を実施し,午後0時42分にシステムの復旧を完了しました。
これを受け,取引参加者のJ-GATEへの接続状態及びその他の異常がないことを確認したうえで,取引参加者による注文の確認や訂正・取消のための時間を約60分設け,午後2時10分に取引を再開しました。

 

2 障害の原因および対処
(1)原因
日経225オプション取引の注文受付・約定処理を行うプロセスには,注文を受け付けるための複数の受口(注文受口)があり,通常の処理においては,この注文受口は受け付けた注文の処理が終了すると解放され,次の新たな注文を受け付けるようになっています。
今回の障害は,注文が注文受口で処理された直後のタイミングで,一時的な通信不可が発生した場合,当該注文受口が解放されなくなる場合があるというソフトウェアの不具合によるものです。
調査の結果,サーバ間で一時的な通信不可が発生し,その後,通信は自動回復したものの,上記ソフトウェアの不具合により,日経225オプション取引の注文受口が解放されない状態となったため,新規の注文を受け付けることができなくなっておりました。また,この影響により,複数の参加者との間で切断/再接続が繰り返され,接続しにくい状況が継続していました。


詳細
http://www.ose.or.jp/f/news/26988/wysiwyg/news23713_01.pdf


18:10 | お知らせ
 

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