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2013/08/15

【ISID】信用リスク管理システムを中国に展開~中国ITベンダーと提携し、「BANK・R」中国版を現地銀行向けに今秋投入~

| by:ウェブ管理者
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、子会社である上海電通信息服務有限公司(本社:中国上海市、総経理:泉 浩之、以下ISID上海)を通じて、ISIDが開発した「信用リスク管理システム」の中国での販売に関して、博雅軟件股份有限公司(本社:中国北京市、英文名称:Boya Software Co., Ltd.、以下博雅軟件)との業務提携に合意しました。本システムは、銀行の自己資本規制であるバーゼルⅢ※1への対応が求められる中国の現地銀行向けに、ISIDの地域金融機関向け統合ソリューション「BANK・R(バンクアール)」のうち、信用格付やリスク分類などの機能を中国版として製品化したものです。ISIDは本提携に基づき、2013年秋より本システムの中国展開を開始する予定です。

■マーケット概況と事業展望■2007年以降の世界的な金融危機を踏まえ、銀行の健全性を維持するための国際的な自己資本規制が見直され、各国では、銀行の自己資本比率をより厳しく規制するバーゼルⅢへの対応が2012年末から段階的に開始されています。中国においても、バーゼルⅢに基づく新たな銀行監督管理の枠組をまとめた「商業銀行資本管理規則(試行)」が2012年6月に金融当局から公表され、中国内の全ての銀行が2018年末までの対応を義務付けられました。

中国におけるバーゼル対応は、これまで大型商業銀行をはじめとする上位行への限定的適用であったため、上位行では概ね対応が完了しているものの、中下位行の多くは、2018年末に向けて大幅な対応が必要となります。バーゼル対応においては、債務者や貸付案件を的確に評価するための内部格付制度の整備や格付モデルの高度化・精緻化、さらには格付結果を用いた信用リスク管理能力の向上が求められ、これらを実現するためのシステム化が急務の課題となっています。

ISIDでは、一定規模の資産を有し、かつバーゼル対応に今後着手する中下位の銀行数は約150行に上ると見ており、博雅軟件との提携を通じて、これらの銀行を主なターゲットとして「信用リスク管理システム」を販売していく計画です。

■提携の骨子■ISIDは、日本の地域金融機関約80行に「BANK・R」を導入してきた実績を有しており、その実績とノウハウをもとに、「BANK・R」の中国展開に向けたマーケティング活動ならびに中国版の製品開発を進めてまいりました。また博雅軟件は、銀行の融資業務分野を中心に数多くのシステム開発・製品提供の実績を持ち、中国内7都市(北京・上海・広州・武漢・成都・西安・長春)の拠点をベースに中国全土に営業展開しています。このたびの提携により、ISIDはISID上海を通じて、中国における本システムの販売権を博雅軟件に許諾することに合意しました。本システムの中国展開において、ISIDは製品化およびライセンス提供を、ISID上海は製品保守およびカスタマイズを、博雅軟件は販売および導入支援をそれぞれ担当します。

原文はこちら
http://www.isid.co.jp/news/2013/0815.html

16:21 | IT:一般
 

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