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2016/03/15

【トレイダーズホールディングス】当社連結子会社による海外(スリランカ)子会社設立に関するお知らせ

| by:ウェブ管理者
当社連結子会社である株式会社ZEエナジー(本社:東京都港区、代表取締役:松下康平、以下「ZEエナジー」といいます。)は、スリランカに子会社を設立することといたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.設立の経緯および目的
ZEエナジーは、地球的視野に立った独自の環境技術やサービスの提供により、環境・エネルギー・農業問題に特化した、「地域の発展」「資源の持続性」「顧客の繁栄」の実現を目指した取り組みをおこなっておりますが、今後のアジア地域への事業展開も視野に入れ、スリランカに同国の再生可能エネルギーを活用した発電事業やバイオマス発電システム・施設の製造販売・運営管理を行うため、新たに現地子会社を設立することといたしました。
スリランカは、2009年まで約25年に渡る内戦の終結以降、年率約7%以上の経済成長を継続しており、伝統的な農業や繊維業中心の経済から、最近では、海外からの直接投資の増加に牽引されるかたちで各種インフラ開発や観光産業も大幅に伸びており、それに伴う電力需要も急速に拡大しております。


同国の電力供給は、1990年代初めまでは水力発電が全体の9割以上を占めておりましたが、乾季の雨量減少による発電能力の低下や水力発電の開発区域の減少等の要因もあり、1990年代以降は、石油・石炭等の化石燃料による火力発電の割合が急増しております。しかしながら、化石燃料の確保にかかるエネルギー安全保障や外貨流出等の財政上の課題の他、環境問題の観点からも化石燃料への依存度を低下させるため、同国政府は、再生可能エネルギーを利用した発電事業を積極的に推進し、2020年までにバイオマスをはじめとする非従来型再生可能電力の供給割合を20%まで引き上げる目標を掲げるとともに、再生可能エネルギーのFIT制度(電力買取制度)を導入しました。

スリランカにおけるバイオマス発電の原材料としては、同国全域で大量に自生もしくは栽培されているマメ科植物の「グリシディア」があり、持続的かつ安定的に確保、利用していくことが可能です。スリランカは、一次エネルギー(供給量)の約半分をバイオマスが占めており、バイオマスが豊富に存在している地域でもあります。また、スリランカのみならず、日本国内向けのバイオマス発電燃料としての販売や炭化物の供給ラインを新たに構築することができると考えております。

ZEエナジーは、2014年にスリランカで発電事業を展開しているHPI Group of Companiesと、スリランカにおけるバイオマス発電事業推進の協力関係を構築し、現地事業の本格稼働に向けて様々なサポートを受けることができます。また、現地で発電装置や炭化装置を製造することで、コスト抑制につながり、将来的なアジア圏での事業展開を視野に入れ、その販売拠点とすべく取り組んでまいります。

ZEエナジーによる、スリランカにおける本件取組みを通じた農村地域のバイオマス供給農家等に対する収益源の創出や雇用機会の確保は、地域間経済格差の是正にも貢献でき、また、内戦で荒廃又は現在未利用となっている土地でのグリシディア栽培による土壌改良効果や、化石燃料の依存度低減による大気汚染減少などの環境改善にも寄与するものと考えております。


原文はこちら
http://cdplus.jp/company/download/259071/92434.pdf

19:11 | 金融:証券
 

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