(2011/10/07)
arrownet新サービスの提供について
http://www.tse.or.jp/news/30/111007_a.html
当取引所は、売買システム・相場報道システム等の各システムへのアクセスネットワークとしてご利用いただいておりますarrownetにつきまして、2012年度第一四半期を目途に新サービスの提供を開始することを決定いたしましたのでお知らせいたします。新サービスでは、広帯域回線サービスと集約回線の提供を柱に、以下の4つを実現いたします。
1.広帯域回線サービスの提供 ~ 1Gbps回線の提供
取引手法の多様化の進展やarrowheadの更なる性能向上等を踏まえ、接続回線の帯域を拡大し、新たに1Gbps回線の提供を行うことにより、マーケットの急激な変化等に伴う注文集中や相場配信データの増大等に十分な対応を行うこととします。
2.集約回線の提供 ~ 複数サービスを同一回線で接続可能に
広帯域回線サービスを通じ、注文発注用回線(ユニキャスト通信)と相場受信用回線(マルチキャスト通信)の集約、本番用回線とテスト用回線の集約が可能となり、ユーザーの方々はこれまで以上に効率的なネットワークの利用が可能となります。
3.他機関システムとの接続 ~ arrownetを経由して他機関との接続も可能に
当取引所では、arrownetを単に当取引所のネットワークとしてではなく、ユーザーの効率性・利便性の更なる向上を図るため、広く他機関システムとの接続を推進することとし、既に株式会社証券保管振替機構の次期システムとの接続の検討に着手しております。
こうした接続が実現することにより、ユーザーの方々は、arrownetを通じ、同一回線で他機関システムとの接続が可能となります。
4.エクストラネットとの接続 ~ 海外からのアクセスの利便性を向上
本年3月公表のNYSEユーロネクストが運営するネットワーク(SFTI)との相互接続に関する検討も現在精力的に協議を重ねておりますが、他機関システムのみならず、こうした他機関が運営するグローバルなエクストラネットとの接続も推進し、海外からのアクセスの利便性向上を図ります。
なお、新サービスの詳細につきましては、2012年1月頃の公表を予定しております。