金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
写真レポート >> 記事詳細

2017/10/28

【NTTデータ】金融機関とFintech企業の戦略的なサービス展開を支援、「第一回 OpenCanvas フォーラム」開催!(Fintech関連)

| by:サイト管理者

 2017年8月4日(金)、NTTデータは、フクラシア品川クリスタルスクエアにおいて、「第一回 OpenCanvas フォーラム」を開催した。

 NTTデータは、金融機関が利用する「ANSER」のシステム基盤や運営ノウハウを活用した金融機関向けクラウドサービス「OpenCanvas」を開発。各種APIとAPIの管理機能等を備え、本人認証機能や金融機関システムとの接続基盤を活用し、Fintech企業と各金融機関サービスを、APIを通じて連携させることが可能になるという。



 「OpenCanvasの取組みについて」では、佐畑 大輔氏(NTTデータ 統括部長)が登壇。APIに関する業界動向やNTTデータ(ANSER)の歩み、共創の場の提供に向けた「OpenCanvas」の特徴などについて解説した。



 「改正銀行法に対する対応の方向性」では、落合 孝文氏(Fintech協会 事務局、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士)が登壇。改正銀行法の概要やスケジュール、API接続チェックリスト、安全対策、銀行APIへの政府の動きなど解説した。



 「Fintechサービスの方向性 APIの意義と活用事例」では、丸山弘毅(Fintech協会 代表理事、インフキュリオン・グループ 代表取締役)が登壇。金融資産データに加え、ユーザーの行動データが重要だとし、産業を超えた様々な企業が持つデータをAPIにより連携することの効果や意義について解説した。



 Fintechサービスの紹介では、以下の6社のFintech企業によるプレゼンテーションが行われた。

 マーク・マクダッド氏(マネーツリー 取締役)
 田村 栄仁氏(ネストエッグ 代表取締役社長)
 土屋 亮氏(Zaim シニアマネージャー)
 本川 大輔氏(マネーフォワード Fintech事業推進部長)
 木村 康弘氏(freee 執行役員社会インフラ企画部長)
 北澤 直氏(お金のデザイン 取締役COO)




 パネルディスカッション「オープンAPIがもたらす新しい金融サービス」では、北澤氏、土屋氏、木村氏、マーク氏、本川氏、丸山氏が登壇、落合氏が進行を務め、それぞれの私見が披露された。また、Fintechのみならず、AI、ロボット、働き方の改革など新しいことの登場により、社会全体で不確実性が高まり、今までのような考え方やプロセスは通用しなくなっており、トライ&エラーを健全にまわしていく必要があるとした。そのような中で、APIやFintechの活用については、銀行の本業では難しいトライ&エラーの試みを、銀行の本業に影響を与えず行うことができる活動と捉え、ぜひチャレンジして欲しいとのメッセージで締め括られた。



 全てのプログラムが終わり、交流会へ。Fintech企業11社のブースが用意され、参加者とFintech企業の交流の場が広がった。(以下、五十音順)

 9.freee
 10.Liquid
 11.Zaim

 銀行やFintech企業によるオープンAPI公開に向けた検討や対応が進む中、オープンAPIのその本質は、単なる情報提供やシステムの開放に留まらず、API相互連携によるイノベーションの創出にある。今後のAPI公開とFintech企業の取組みに注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




20:32 | 写真:金融・IT業界向け




 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.