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2020/05/07

【SAS Institute Japan】SAS、新型コロナウイルス感染症による緊急事態をアナリティクスで支援

| by:ウェブ管理者
■AIを活用し、ICUのベッドの需要予測や感染患者の合併症の発症を予測イタリアの大学病院のパンデミック対応を長期的にサポート

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、イタリアのバチカン・カトリック大学付属アゴスティーノ・ジェメッリ病院(Fondazione Policlinico Universitario Agostino Gemelli IRCCS、以下 ジェメッリ大学病院)が同社のソフトウェアソリューションを使用して、新型コロナウイルス感染拡大に伴う健康上の緊急事態への対策および対応を行っていることを発表しました。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)は、ローマにあるジェメッリ大学病院のようなトップレベルの病院にも大きな負荷を与えており、極めて短期間で適切な対応が迫られる事態に陥っています。

SASとの連携を通じて、一刻を争う中での医療リソースの調整が可能になり、データに基づいた意思決定を伝えることで新型コロナウイルスに感染した患者に対して最善の選択を適用することにより、大きな違いを生み出しています。

ジェメッリ大学病院の情報システム部門では、SASアナリティクスの能力を最大限に活用して、新型コロナウイルスに関わるさまざまな緊急業務部門からの情報提供要請にも対応することができました。救急・緊急部門では短期的な感染者数の予測を行おうとしており、入院患者やICUにおいては医療記録から収集した診断/治療情報の分析、管理部門では新型コロナウイルスに関わる症例報告および最適なリソースの配分コントロール、研究機関ではパンデミックへの長期的な対応を探るためのAIアルゴリズムを用いた計算分析ツールの用意といったものが求められています。

ジェメッリ大学病院の情報システム部門担当ディレクター、Paolo Sergi(パオロ セルジオ)氏は次のように述べています。「SASアナリティクスによって提供された新たなインサイトによって、ジェメリ大学総合病院では中長期的により優れたリソース管理計画を策定しようとしてきました。今後、私たちはジェメリ大学総合病院情報科学センターのプロジェクト『Generator』と協力して、この感染症への全般的な対応を改善していこうとしています。このプロジェクトでは感染患者の合併症発症の予測や入院期間の予測を行おうとしており、新たなインサイトを得ることで患者の回復までの経路を個別に提供することができます。新型コロナウイルス感染患者に関する重要な臨床データの多くは構造化されていないものの、SASソリューションの持つテキストマイニング技術を利用することで、情報を自動的に迅速に抽出することができます。


原文はこちら
https://www.sas.com/ja_jp/news/press-releases/2020/may/2020-05-07-policlinico-gemelli-ai-analytics-covid19.html?m=pr

16:12 | IT:一般
 

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